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ビオラ



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家内がビオラの花の苗をたくさん買ってきた。庭に植えたり室内の鉢植えにしたりして楽しんでいる。パンジーの名前でしか知らなかったが、この頃は花屋などで見ているとビオラのほうが通りがいいようである。

紫や黄色、その他多色で春の訪れを感じさせる明るい花である。こんなのはパステルにもってこいの題材である。そういえば昨年フランスを去る前からパステル画はずいぶん遠ざかっていた。パステルの材料一式を日本に送り返す荷物の中に入れ込んでいたので、半年以上描いていなかったことになる。

やはり久しぶりのパステルの花は楽しい仕事である。モチーフの色の美しさ、パステルの柔らかいトーン、何か華やいだ雰囲気が富士の周りにもただよってきそうである。

# by papasanmazan | 2021-04-10 17:46 | Comments(2)

河口湖遠望




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いつも制作に通う時の道、アカマツ通りの中ほどに緑の木でできた小さな展望台があって、偶然そこから見た景色がやはり風景画のモチーフになっている。まわりは赤松やシラカバで覆われた林で、その奥に河口湖が見えている。天気のいい日にはずっとその奥に雪をいただいた信州の連山も見えてなかなかの景色である。

さっそくF10号のキャンバスを持ち出して、縦型に使った構図で描き始めたのはいいが、途中雪に見舞われたり、かすんで遠くが見えなかったり、霧が出たりなど気象条件の悪さでなかなか制作が進まなかった。ほとんど出会う人もなく、この展望台に来る人を見かけたこともなかったが、たまに残った雪に足跡を見つけたこともある。

せっかくの好景色なのだが、なんだか独り占めして悪いような気もしたりする。この周りには他にも松や山桜の美しいのが多く,もっともっと制作範囲が広がりそうである。


# by papasanmazan | 2021-04-05 12:12 | Comments(2)

松と富士




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松と富士、いかにも日本的で、祝い事でも連想しそうだが、水彩や油彩の洋画にももってこいのモチーフである。色と形の組み合わせの妙といっていいのだろうが、非常に動きもダイナミックにつかめることも出来るし、色彩の対比も特に赤松があるので期待できる。

富士と言えば崇高な、日本的な、とかいろいろ形容されるが、そういった言葉や感情、感覚だけではなく、もっと自分の純粋な視覚で持って制作にあたってみたい。そうすると観光スポットを探し当てていくだけではなく、思わぬ身近なところに美の存在があると思う。

現在の住まいにはまだ半年にも達していないが、周りにはびっくりするほどの制作場所があるような気がしてならない。とにかくそういった嗅覚を頼りに毎日が新鮮である。

# by papasanmazan | 2021-03-29 08:03 | Comments(2)

赤松と白樺

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習慣になっているので天気に恵まれた日はほとんど戸外で風景の制作をしている。午前に一枚、午後一枚と、光の変わり具合をはかりながら風景画を続けている。日本に帰国して来た一つの理由が富士山を描く,ということで勿論富士を中心にした制作になっているが、もう一つ最近みつけたモチーフがある。

制作に向かう車の道の名前が今の住まいのあたりはみな花や木にちなんだものに統一されている。アジサイ通り、ヤマブキ通リ、ハナミズキ通り、ミズナラ通リ、ツキミソウ通り、などで、いつも通る大きな道はアカマツ通りである。その名のとうりこの辺りは赤松が大変に多いし、とても美しい。そしてその周りに白樺の木が群れていて、赤松と白樺の色彩の対比が非常に魅力的である。

新しいモチーフとして思いもかけないものに恵まれてきた。以前、樹間シリーズとして木立の連作をしていたことがあるが、この赤松と白樺も今のところ何枚も描いてみたくなっている。今回は初めてF12号の作品にしてみたものである。

# by papasanmazan | 2021-03-24 18:45 | Comments(2)

忍野富士(水彩)


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 油彩で二点制作している間に水彩でも忍野富士を描いてみた。フランスにいるときからずっと水彩の重要さを感じていたのだが、やはり富士を描いていてもそう思う。決して油彩の習作としてではなく、一つの作品として大切である。自分としては特に画面上の動き、ムーヴマンをとらえるのには水彩の流動性が大変役に立つことが多い。

動きをとらえるのに二つの観点があると思う。一つは絵を描く対象になるモチーフに存在している動きであり、もう一つは自分の内にある動きである。客観的な動きと主観的な動きといってもいいかもしれないが、その二つの動きの総合なり分析をする時に水彩の流動性と透明性が役に立ってくる。

透明性を使って色彩の重なりの具合を確かめながらヴァルールをととのえ、全体として動きをつけていく、その制作の手順を追いながら一枚の水彩画が出来上がっていくわけである。決して対象物をそのまま写しているわけではない、音楽の作曲家が五線紙に向かっているのと同じ仕事である。




# by papasanmazan | 2021-03-20 11:43 | 水彩画 | Comments(2)