![]() 家内と二人で伊豆に一泊の小旅行に出かけてきた。海と海岸沿いの島や岩を楽しみにしての車の旅である。特に絵の題材として岩場を探してみたかったのである。南フランスに居る頃は地中海のキャランクによく一週間単位のバンガローを借りて絵を描きに行ったものである。特にシオタとカシイの海は忘れられない思い出である。
それに匹敵するような景色に西伊豆、南伊豆で出会えることが出来た。海の色、気候、植物など,南仏を彷彿させるものがあった。南は弓ヶ浜、石廊崎までくだり、西伊豆の松崎あたりで色々な場所を見て回った。最初に走った西伊豆スカイラインは偶然の出会いがったが、おもわずカシイのシルク(円状の谷)をおもわせる快適な道だった。
初日の午後、最初に見つけた浮島(ふとう)海岸の岩を水彩で描いてみた。F8号の大きさである。目の前に重なっている大きな岩のつながりで、他にどうしても構図のとりようがなかった。 #
by papasanmazan
| 2025-02-27 18:05
| 水彩画
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![]() 現在住んでいる富士宮市の青木平は小高い丘の上にあるが、その坂の下に妙善寺という日蓮宗の寺がある。こちらに引っ越してからその坂道を道を通るたびに、富士山の眺めはそこからはどうだろうかとずっと気になっていた。ようやくこの冬から制作し始めることになった。
まずはF10号のキャンバスを大きな墓地に囲にわれている横に据えて描き始めた。手前にには畑の中に新しい色鮮やかな家々が見えているが、それらは画面の一部位に考えを定めて、主は富士なのである。以前にはそのあたりの進め方があいまいだった。
大きな富士を目の前にして10号のキャンバスに全体を収めていくのも、重量感を狙っていくのもなかなか難しい。途中脳梗塞の手術があって少し体力にも自信がなかったが、何とか完成にまでこぎつけた。この墓地の一番上の所でF20号も制作中である。
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by papasanmazan
| 2025-02-23 14:23
| 風景画
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![]() 富士山を主題にして描いてきた油彩、水彩そしてパステル。合計すると何枚位になるだろうか。30歳代まではとにかく山梨県側、富士五湖中心で、そこから離れてようやく朝霧高原、田貫湖からの富士までがせいぜいの制作範囲だった。
フランスでの生活を切り上げ日本に本帰国することに決めた時にも富士山での制作を第一に考えた。山梨を離れて富士宮からの富士にも出会え、念願だった海をはさんだ富士をも制作に取り入れようと発展してきたのである。まずは三保からの富士、そしてとうとう日本平からの富士に行きついた。
昨年の12月に描き始めたM15号のキャンバスも、とちゅう脳梗塞の不慮の出来事があったりして中断を余儀なくされたが、ようやく完成にこぎつけつけられた。 #
by papasanmazan
| 2025-02-11 10:40
| 風景画
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![]() 突然おそわれた脳梗塞の検査や、その後の手術などで正月をはさんで一ヶ月半ほど制作から遠ざかっていた。いくつかの作品も気になりながらアトリエで眺めてばかりいたのだが、ようやく制作の調子も取り戻せてきた。
その中の一点、かなり永く中断していた静物画,、机に置いた少女像に瓶二本,、砂糖入れに緑の模様の布を配した作品をようやく仕上げることが出来た。F10号の大きさの油彩である。
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by papasanmazan
| 2025-02-04 16:18
| 静物画
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美大生の頃から欅の姿が好きだった。まだ昔の武蔵野の面影が残る風景の中に欅の林が連なって扇形になっているのを何度となくスケッチしたものである。灰色の空に赤っぽい濃い紫の幹や枝が交錯している姿を冬の景物詩のように感じたものである。 その美大に堀内規次先生が講師で来られていた。先生の武蔵野の欅の絵は素晴らしかった。ちょうど先生の瓶のシリーズが良く出回っていたのをある画廊で拝見した後,機会があって田無のお宅に伺うようになった。その都度何枚か絵を持参して批評してもらったりしたのだが、その実、もてなしてくださる酒を一人で痛飲していたのである。 ある時、これ今朝スケッチしてきたんだよ、と言って鉛筆で描かれた欅の林を見せてくださった。そのスケッチはいまだに忘れられないほど素晴らしいものだった。鉛筆一本でこんなに豊かな色が出るものか、と感心させられた。 #
by papasanmazan
| 2025-01-21 10:22
| 小さな絵
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