人気ブログランキング | 話題のタグを見る

六つのプラム


六つのプラム_c0236929_16334810.jpg




小さな画面、サムホール(227 × 158ミリ)のキャンバスに六つのプラムをモチーフにして静物画を描いてみた。果物屋の店先で色のきれいなプラムが並んでいて、久しぶりに小さな静物画を思い立ったのである。プラムは色とりどりで描きたくなる果物の一つである。

フランスにいた時には果物のモチーフは豊富だった。梨なども種類が多く、アブリコやネクタリン、など手当たり次第に選んでよく静物画に使ったものだったが、日本に戻ってみるとリンゴなどはそれぞれにきれいなのだが、とにかく絵にするのには形が大きすぎる。また他の果物も種類が少なすぎる感じである。そんな中で見つけたプラムはうれしかった。

赤いプラムだけではなく、少し黄色の物も選んで変化を考えてから布の上に置いて描いてみたものである。六つそれぞれの少しずつの変化を使いながら、全体のバランスの上に動きをつけるようにした。




# by papasanmazan | 2022-07-23 17:36 | 小さな絵 | Comments(0)

立ち葵


立ち葵_c0236929_13453539.jpg



道端のあちらこちらで立ち葵の花を見かけるようになった。色も様々で、葉っぱとの取り合わせも綺麗、特にその立っている姿全体が好きである。観賞用のきれいな花というよりはその野性的な感じに魅かれるのである。

フランスにいた時にもこの花は時々パステルにしていたが、日本に戻ってからもこの花は捨てがたいものがある。その立っている姿をとらえようとするといつも縦型の画面になる、そしてついつい大きな寸法の紙を選んでみたくなる。それほどに立ち葵が好きである。





# by papasanmazan | 2022-07-13 07:16 | パステル | Comments(0)

杉と赤松の森





杉と赤松の森_c0236929_13454166.jpg

赤松を何とか自分の表現として実現させたいと思い続けている。住んでいる周りは赤松だらけと言っていいほどだが、なかなかこれを描こうといった決定的な場所に巡り合えないでいる。そんなある日、思いもかけないものを見つけたのである。赤松と杉とが群生している森である。

今までは赤松の幹の色彩や、その組み合わせからくる樹間のヴァルールを高める面白さに目を引かれていたのだが、その見つけた森には思いもかけずに杉の枝や葉っぱの曲線や角度の変化が加わって、赤松の幹の垂直感がよけいに加わってくるのである。赤の色彩の存在が強まって見えてくると言える。

この発見には我を忘れるほど驚いた。とにかくその場所をあちらに動き、こちらからも眺めていると、かなり大きな画面までが考えられてくる。自分ながらにワクワクしてくるのだが、以前読んだことのあるゲーテの言葉を思い出した。最初から大作を試みては途中でその作品を放棄せざるを得なくなる、小さなエチュード、自分に可能だと思われる所から始めていくべきだ、という言葉である。

この森の杉と赤松はどこまで発展できる作品になるかはしらないが、とにかくF15 号のキャンバスに取り掛かってみたものである。

# by papasanmazan | 2022-07-03 23:48 | 風景画 | Comments(2)

芍薬、サルビア







芍薬、サルビア_c0236929_10135933.jpg
芍薬、サルビア_c0236929_10135630.jpg



パステルで描いた花の二点で、芍薬とサルビアである。芍薬は知人のところで描かせてもらい、サルビアは自宅でである。南フランスのマザンに住んでいた頃はこの時期になると毎年大きな芍薬の花が咲いて、よくそれらをパステル画にしていた。色は白が基調でほんの少しピンクがかっていたものである。今回描かせてもらったのはピンクの濃いのやほとんど赤に近いもので、この芍薬の花は初めてである。ちなみにフランスでは芍薬はピヴォワンヌというがボタンの花も同じくピヴォワンヌで、日本のように区別はしない。

サルビアについては若いころに描いたことがあるが、それは金地のキャンバスの上にオイルパステルで描いたことを覚えている。今はあまりそういうことはしないが、若いころは自分で金地や銀地を作って、いかにも日本的な表現に近づけたいと思っていたこともある。すべて経験にはなってくる。

# by papasanmazan | 2022-07-01 17:22 | パステル | Comments(0)

阿寺渓谷の岩

阿寺渓谷の岩_c0236929_13453924.jpg


寝覚めの床の水彩を描き終えて、その晩は阿寺というところに宿泊した。コロナ禍から少し解放されて旅行客もだいぶ戻っ来たと聞いていたが,ここはまだまだ人の少ない静かな宿である。温泉もなかなかいいし食事も良かった。家内共々どこにいてもグッスリ眠れる質なので阿寺の宿で寝覚めの床である。

朝食を済ませてすぐにもう一枚水彩を描きに出かけた。昨日この宿に荷物を置いてから、夕刻この周りを少し散策していたのある。そのときにみた阿寺渓谷は本当にきれいだった。流れている水も澄んでいて、周りの緑も非常に深い。とにかくあまり人に知られていない様子で、自然そのままである。その渓谷にも岩の面白いのがゴロゴロしている。

その一つの景観を見つけておいて、朝食もそこそこに描き始めた。やはり水張りした水彩紙に二時間以上かけて描き込んだものである。

# by papasanmazan | 2022-06-27 01:50 | 水彩画 | Comments(0)