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卓上静物






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F6号のキャンバスにごくありふれたモチーフを集めて一枚の卓上静物を創ってみた。色々とモチーフをあさってみるのだが、どれももう一つといったような具合の時がある。そういう場合、私はとにかく手ごろで、ありふれたものをどれということはなしにアトリエに持ってきて、目についたものから机の上などに置いていく。

だんだんと自分の構成が出来上がってきて、その時点で何が足りないのか、どうすればいいのかをまた考え直す。そうしてまた一から布や背景の選択にかかったりして再構成していく。とにかく気に入るまで描き出さないようにしている。

静物画に限らず風景などでも特に大がかりなもの、奇なものは必要と思わない、ごくありふれたものでいいと思っている。このF6号の静物もそういった一つだが,描き始めから終わりまで終始一貫滞りのなかった制作だった。

# by papasanmazan | 2019-10-08 18:14 | 静物画 | Comments(2)

シクラメン




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町の花屋でシクラメンをよく見かけるようになってきた。赤、白そしてピンク、どれを選ぼうかと迷ってしまう。今年は若返りを図ろうかというのでもないが、赤色の花をアトリエに置いている。


以前はよくモチーフにしたシクラメンだが、この何年かは全く知らないふりをしていた。ちょうどミストラルが吹き荒れて、戸外での制作が出来ない時に、思い出したようにパステルで小さなグレー地の紙に描いてみた。


やはり好きなモチーフで、面白かった。シクラメンの場合は花の重なり合いが作っていく連続したアウトラインが大切で、その花全体の部分と、その間にできる空間の部分とのバランスが魅力である。虚と実をはっきり意識して描くように心がけている。

# by papasanmazan | 2019-10-07 15:28 | パステル | Comments(0)

ポプラとヴァントゥー山





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マザンの村の中心から少し外れたところに、広く見渡せる畑の中にポプラの並木がポツンと立っていて、向こうに見えるヴァントゥー山とうまく対比している場所がある。車が通う道の少し下にブドウ畑があって、そこから見ていると何とも牧歌的な雰囲気で、ほとんど人の通ることもなく、絵の制作にはもってこいのシチュエーションである。


今までにも数枚制作したが今回はF0号の小さなキャンバスに描いてみた。畑が遠くまで広がって緑の色が主になってくるが、小さく見える農家や大地のオレンジがかった暖色、ポプラの色彩の変化など、小さな画面にもかかわらず描きながら目があちこちに引き回される思いであった。

こういった小さな作品の見せ場を作るながらの計算された制作も非常に難しいが大切なものだと思う。決して簡単に扱えるものではない。

# by papasanmazan | 2019-10-05 16:52 | 小さな絵 | Comments(0)

ミルクポットと果物籠


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F10号のキャンバスに銅製のミルクポットと果物籠を組み合わせた静物画を描いてみた。二つとも最近手に入れたものである。ミルクポットは地味な色で、少し大きすぎるきらいがあるが、どっしりとした存在感が非常にいい。また果物籠は家内が蚤の市で掘り出してきたものだが、新しい工芸品の籠と違って、生活のにおいが残っているような重みのあるものである。

ともに渋くて地味な色合いながら、二つに共通したようなトーンが目を引き付けてくれて、静物画のモチーフとして有難い掘り出し物である。これにいつも使っている黒とグレーの縞模様の布、それに赤いソース差し、果物籠に盛ったリンゴと梨など、なにか大変に制作欲がわいた作品である。

あまり色としては目立たないモチーフにかこまれてソース差しと梨の赤、野生のリンゴの緑の対比が上手くはまってくれればそれいい。特にソース差しの赤はほとんど描き込まないようにして赤い色を存在させるようにした。描き込むのは他のもので充分である。

出来上がった作品に目を当てて、赤と緑にばかり視線がとどまらないようにと願った。

# by papasanmazan | 2019-09-28 17:07 | 静物画 | Comments(2)

バルーの城





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プロヴァンスはロワール地方などと比べると城の数はかなり少なくなる。城壁だけが残っていて、それを現在の家並みに利用しているようなところは多いが、まとまった形で城全体がみられるというところが少ないのである。

こじんまりはしているが、よくその城全体の美観をこのバルーの城は保っている。我が家からは車で15分位なので絶えず絵を描きに行く場所である。今までに何枚の油彩や水彩を描いてきたことだろう。

そう考えると、松並木の間から見える城、坂道を通して奥に姿の見える城、バルーの村の全景の中の城などを題材にしてきたが、城そのものを正面から描いたものはほんのわずかしかなかった。今回はやや小さいがF4号のキャンバスに、城に照準を合わせたものを描いてみた。角度から言ってもう少し近づいて城をアップしたいのだが、村の家々の建物との兼ね合いで、この距離を選ぶしかなかった。

# by papasanmazan | 2019-09-21 15:23 | 風景画 | Comments(0)