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岩と家(第三段階)

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進んだり後退したり悪戦苦闘中、ようやく少し光が見えてきたようなところで本日はおしまいにしてきた。ハンク、ウィリアムスのアイ、ソー、ザ、ライトのように光は点滅するのだろうか。画面の部分、部分はそれなりにつかめていくのだが、全容が感じられなくて元に戻ってばかりいる。

おそらく岩というものに振り回されているのだと思う。まわりのものと岩との接点を決めながら色価を上げていこうとするのだが、ついつい細部にこだわりすぎて全体にまでヴァルールがいき及ばないのである。

もっと単純化が必要だ、と気がついたところでようやく制作に光が見えてきた。要するにほとんど家と岩だけの画面だと思い切って進めていけばいいのであろう。画面が切り立って、あるいは美しさなどはなくなるのかもしれない、しかし一つの平面にはなっていくだろう。

# by papasanmazan | 2012-03-29 18:52 | 風景画 | Comments(2)

早春の丘(第三段階)

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ほぼ完成、あともう少しのツメがほしい。もう少しといいながら案外時間のかかることもある。いつもは出来るだけ造形感や構成を主に追求したいと思っているのだが、この作品はどうも主題も春の到来からくるのか、音楽の楽しさのようなものに流れがちである。

よく耳を澄ますと本当に鳥の声が多いこの地方である。家のヴェランダでコーヒーを飲みながらこの鳥の声に聞き入っているのだが、近頃は制作をするときにも音楽をならさなくなった。それよりも自然の声をそのまま耳にするほうが好ましくなってきた。

あれほど好きだったクラシック音楽も制作時に聞くことはない。別に音楽がどうのこうのというのではなく、聞くのはやはり好きで沢山聞くのだが制作とは切りはなれてしまった。その代わりに自分の絵画の中にもっと音楽の要素が入らないものだろうか。

どうもいつもガチンコの絵ばかりでいられなくなってきたのかもしれない。

# by papasanmazan | 2012-03-29 03:00 | 風景画 | Comments(0)

岩と松とキャバンヌ(第三段階)

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制作としては進んでいるはずなのだが画面がいっこうにまとまってこないので大変に苦労しながらの仕事である。こういう経験は今までにもある。非常に気持ちは高ぶって、画面に集中できているのだが、それとは裏腹に絵として立ち上がってこない感じがする。

あるいは気持ちのほうが先走りしすぎているのかもしれないし、あるいは思い入れが強すぎるともいえそうである。自分自身としては決して悪くないと思う途中の段階ではあるが、さて仕上がっていくとしてどういったものになるのやら見当がつかない。

タッチの荒さとか、画面の密度はなんとかとりまとめていけるだろうが、いわゆる生動感をどう保っていけるのか、その辺りの兼ね合いがこれからの一つの課題になるだろう。

# by papasanmazan | 2012-03-28 00:26 | 風景画 | Comments(4)

大きな白樺(完成)

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もうこれくらいでいだろうと思って現場からアトリエに持ち帰ってもどうしても不満足で、そんな状態でまた現場での制作に戻って加筆することを三度繰り返したはずである。たいてい自分でもいやになることすらあるのだが、これも仕方なかろう、まだまだ腕が悪いのである。

ねばるのもいいが、ねばって増々悪くなるときもある。若い時にはその果てに作品を途中で放棄することの連続であった。今はなんとかもちこたえられるようになってきた。あるいってんが上手くいくとそこを全体に及ぼしていきながら作品を持ち上げていくことも必要である。

理想からいえば最初の描き始めから最後の筆を置くときまで一気にかけ上がるのがいいのだろうがなかなかそうはいかないものである。ともあれこのF15号の作品はこれくらいにしておいて良さそうだ。もしまだ何か不満があればキャンバスを変えて新しい作品を考えなければならないだろう。

# by papasanmazan | 2012-03-25 01:10 | 風景画 | Comments(2)

ブナスク遠望(第一段階)

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昨年のちょうどサクランボの実が真っ赤になっていた頃、ヴナスクの村 を遠望できる良い場所を探し当ててF4号の油彩を描いたことがある。それはそれで完成したのだがなにか平板な感じがしてもの足らな かった。

今年もその辺りを探してみて、もっとピッタリくる場所が見つかった。 画面右端に空の空間を与えながら崖が突き出している風景である。その崖を支えている岩盤が眼をむき出したように現れている。村の姿は今までにも描いているので慣れてはきているが、全容を遠望するのは初めてである。

少し横長、P6号(40,9×27,3)のキャンバスを 選んでみた。手前に大きな糸杉がつっ立っているが、これも大いに結構 である、垂直性にもっていける。今回は村の建物などはあくまでも添え もの程度に扱って、崖の突き出た姿を取り込んだ全容を描くということが 主眼である。

# by papasanmazan | 2012-03-22 16:13 | 風景画 | Comments(2)