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柿、柚、カラスウリ



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小さな画面、SMのキャンバスに季節の果物をたくさん集めて静物画を描いてみた。少ない面積に多くのものを取り入れていくのも一つの構成方法だと思う。ただし出来上がった画面が重苦しく、息の詰まるような結果になるのだけは避けたいものである。

柿の橙色、柚の黄色、カラスウリの赤、それに枯葉の渋い色などで、色彩の構成としては問題はない、形態としてどのようにそれぞれの物を置いていけばよいのか、そのヒントは輪郭線にあると思う。

輪郭線の繋がってゆくところ、またとぎれて奥の面積が見えてくるところなどを総合して色面で考えていくのが制作の方法になってくる。

# by papasanmazan | 2024-12-28 08:55 | 静物画 | Comments(2)

野生のリンゴ





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かなり以前にフランスのエポンヌで描いた油彩の静物,野生のリンゴの絵をまだもっている。
エポンヌに住んでいる頃はよくモチーフに使ったリンゴで、野原や畑の脇のあちこちで見かけたものである.


普通の果物屋で売っているようなものではなく、大変に小さく食べられるようなものでがないが、案外色がきれいで形も閉まっていて、なんといっても長持ちがして、モチーフには重宝したものである。永く制作する油彩にはもってこいだった。


その旧作をもとにしてF0の大きさに水彩を一枚描いてみたものである。

# by papasanmazan | 2024-12-17 19:54 | 水彩画 | Comments(0)

=12月の個展のご案内= 



髙屋 修 絵画展

~フランスから富士の麓に~

12月12日(木)~12月16日(月)まで

油彩・パステル・水彩画など約20点を展示即売しております。入場無料 お気軽にお越しください。

=12月の個展のご案内= _c0236929_08334396.jpg
=12月の個展のご案内= _c0236929_08350403.jpg
                  冬の忍野富士   水彩
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                       立葵  パステル

【E.GALLERY 江戸屋ギャラリー】 本宮浅間大社 西隣
 
明治2年創業の老舗パン屋【江戸屋本店】リニューアルしたEDOYA BAKERY & CAFEに併設されたギャラリーでの絵画展です。

 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町3‐2   
         Tel: 0544-27-2003
         営業時間:9時~17時 最終日は15時まで

# by papasanmazan | 2024-12-04 08:45 | 展覧会 | Comments(0)

秋の八ヶ岳


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日本に帰国して山梨に住み始めたころ、以前から堀辰雄などの本でよく耳にしていた八ヶ岳を是非描いてみたいと思っていた。時を選ばず二度出かけたのだが二度とも姿は見えずに帰ってきた。

二年前の秋に出かけた時、これは三度目の正直、紅葉の真っ盛りの八ヶ岳にお目にかかることが出来た。用意した水彩の道具でさっそく一枚描いて、それなりに気がおさまって帰宅したのである。

長い間額装したその八ヶ岳の水彩をアトリエに架けていたのだが、最近気がついたことがあってその作品をもとにしてもう一枚水彩を描いてみた。SMの小さな画面である。何か少し間伸びがした感じがあったのを小さな画面に直して、作品としては引き締まった感じが出たようである。




# by papasanmazan | 2024-11-23 07:19 | 風景画 | Comments(0)

レ・ヴォー・ド・プロヴァンス




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南フランスに住んでいた時の思い出の場所、レ・ヴォー・ド・プロヴァンスの風景をもういちど水彩で描いてみた。現場には何度も通ってかなりの数の油彩画を描いたが、そのうちの何枚かは日本に持ち帰ってきており、それをもとにアトリエで水彩で試している。

ゴッホの耳切事件のあと入院した病院がサン・レミの町に今でも残っており、そのサン・レミを通り抜けるとアルピーユの山塊にかこまれた広大なオリーブ畑が見えてくる。そしてその向こうに荒々しい岩山がそびえ、それがレ・ヴォー・ド・プロヴァンスの城である。

自然の岩山を利用して作られた中世の城で、現在ではフランスの観光名所の一つになっている。城の岩肌とオリーブの緑の対比が美しく、今でもなつかしく思い出される場所である。

# by papasanmazan | 2024-11-14 02:39 | 水彩画 | Comments(0)