![]() 今年の我が家の夏の庭やヴェランダは赤、白、ピンクのベゴニヤでにぎわっている。一つ、一つは小さな花だが量だ重なるとなかなかの見ものになる。ことに花の中に囲まれた間から緑の葉っぱの色が上手い構成をみせてくれたりする。ごく小さなパステル紙に描いてみた。 #
by papasanmazan
| 2012-07-16 20:38
| パステル
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![]() 若い頃と違って最近では制作をするのにもインターヴァルというか、「間」をとれるようになってきた。あまり描き急ぎをする事もなく,少しくらい調子が悪くても自分なりに時間をとりながら画面となかよくつきあっていくようなもので、ときにはごきげんとりもするような具合である。以前はともすると制作にのめり込んで、我をも忘れて、知らぬ間に絵が地獄に陥ってしまっているというような状態にたびたびなっていた。 やはりそこは年の功とでもいうのか、いつのまにか肩の力は抜けてきている。しかしこのF20号、ヒマワリ畑だけに限っては,珍しく一気呵成に描き込んで出来上がってきた。何か夢中にさせるものがモチーフにもあったのだろうが,先ほど言った「間」を取るようなことは全くなく,次から次へと眼も動けば手も動き,休むことなくヴァルールが上がっていったように思う。 もっと違った方法もあったのかもしれないし、もう少し整理された表現になっていたかもしれないが,こういう制作もあっていいのではないか、なにか若い時の事を思い出すようなものがあって,それはそれで何かの道筋を示すものではないか,と思っている。一応の完成作品である。 #
by papasanmazan
| 2012-07-15 22:00
| 風景画
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![]() 背の高いポプラを垂直の構成の中心に考え、そのあいだ、あいだに麦畑やブドウ畑、また人家などを水平の要素に組み合わせながら調和をはかっていくこの構図の風景には、いつも夏になると魅力を感じ、ついまた新たに描き始めるのである。 恐らくこの魅力とは深さだろうと思う。だんだん、だんだんと奥に引き込まれていくような気がしてならない風景である。ある意味では東洋や日本の芸術とは対極にあると思われる深さ,それを求めていくのが本来の西洋の考えと体質であった。バッハのフーガは天にまで登りつめ、レンブラントの自画像にはやがて己の姿さえ消え去りいくような趣きがある。すべて深さのなせる技ではないだろうか。 南仏の強烈な光に照らし出された風景には陰影に富んだような画趣よりも,色彩の対比による表現が適しているのだろうが、それでもその中には深さを感じてならないのである。 #
by papasanmazan
| 2012-07-09 22:09
| 風景画
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![]() ブドウ畑の葉っぱの緑も深くなり、つけている実の房もだいぶ大きくなってきた。いつのまにか七月になり,グランド、ヴァカンスを大勢の人が楽しんでいる。太陽が照りつけ,南仏名物のセミの声が朝早くから夜遅くまで鳴りひびいている。 そんな日中でも制作は続けなければならない。なんとかかんとか工夫して,この頃の夏はパラソルをイーゼルに取り付けれるようにしたので,以前よりは暑さや日焼けを防げるようになってきた。その分制作にも集中出来てありがたい。 個々の色にあまりとらえられてはいけない、全体を光の中で処理していく、そういう風に考えながら制作を進めている。すでに六、七割がたは出来上がってきたろうか、筆のさばきは快適である。 #
by papasanmazan
| 2012-07-09 04:22
| 風景画
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![]() 先日F10号のヒマワリの絵が一応完成しホットした矢先のこと、出先から帰ってきた家内が大声で,ものすごく大きなヒマワリ畑を見つけたと話すのである。よく聞いてみると,カルパントラに行こうとして近道をするつもりがどこかで一本道を間違えてしまい、かえって遠回りになってしまった,ところがその途中で偶然その大きな,広いヒマワリ畑を見つけたというのである。 まるで人生の小縮図のような話ではないか,近道を探しながら,かえって遠回りになり,それがまた新しい発見をもたらすなどとは。まあそうしたものだ、その日はそのままにして翌朝六時頃から二人でその畑の場所を確かめに車で行った。とにかく咲いているわ,咲いているわのヒマワリ畑である。まさかカルパントラの町外れにこんなベタ一面のヒマワリ畑があるなんて思いもしなかった。 室内のヒマワリが終わったばかりで、それに他の制作も山積みなのだから,などと考えあぐねていたが現実の広大なヒマワリの畑を見ていると、その活力にあてられたのかまたまた描いてみようと思い立ったのである。F20号を現場で始めている。 #
by papasanmazan
| 2012-06-24 01:17
| 風景画
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