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ロック アルリック(第三段階)

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青空が出てくればやはり南仏の光の強さが実感される。悪天候に閉じ込められていたのがようやくの思いで久々の戸外での制作である。S8号のロック、アルリックを続ける。

この頃の制作で気づくのは、全体感を大切にするのは今までどうりなのだが、全体ばかりを思うあまりに細部をともすると意識外にしすぎていた傾向があったということである。そのことに気がついてからは制作の進行が少しづつ変わってきた。

全体の把握をしつつ目の前の制作の進行をも重視しなければならない。明日のことばかり夢見ててはいけない、現在の、この今、というところをしっかりさせなければならない。そして今できることは、今してしまわなければならない。

# by papasanmazan | 2012-05-03 00:10 | Comments(0)

オーゾンのほとり(第二段階)

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またもやフランスは異常気象に見舞われ、ここ南仏はこの一週間ほどの毎日が雨と強風が吹き荒れる有様で、とても戸外で描けるような状態ではなかった。気温も低く、フランス全土でかなりの被害が報道されている。そうかと思うとアルザス地方は真夏の暑さのようで、水着姿の人たちもいるとテレビのニュースで流れていた。

そんな一週間ではあったが季節だけは進んで自然の姿もすっかり変わってしまっている。芭蕉の青葉、若葉の陽のひかりがみなぎっている。もう少し淡い色調の葉っぱの中で制作するつもりであったが思わぬ天候に見舞われてしまった。

それでも出来るだけの創り込みはしなければならないし、またこういう時にはかえって新しい発見もあるものだ。緑の調子をとりもどしつつ続けてみた。

随分モチーフ離れもしだしてきたが、画面は立ち上がってきたのでもう少しの進行を努力したい。

# by papasanmazan | 2012-05-02 01:02 | 風景画 | Comments(2)

アイリスとリラ

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出歩くあちらこちらでアイリスが咲いている。白や紫、うすいブルーなどの色が眼を楽しませてくれる。家々の庭や道ばたなどのところ狭しと並んでいる。そして眼をあげればリラの花も満開である。こちらはピンクにちかい薄紫や白い花。この二つの花を花瓶に差して静物画を描いている最中である。

とくに花瓶に挿した花はしおれやすいので気忙しくてかなわない。といいながらヒマワリやチューリップなど、この頃は少しずつものにできるようになってきた。F12号のキャンバスに描いているが、制作が進むにつれなんだか非常に自分にとって重要なものになってきた。いわゆる花を主題にした卓上の静物にはちがいないが、その主題を越えたものになるかもしれないという予感がある。

とにもかくにももう少し進めて、自分自身考えを整理しなければ何ともいえないところである。画面の平面性とか、いつもの構成から一つ違ったところに進むかもしれないのである。

# by papasanmazan | 2012-04-28 12:01 | 静物画 | Comments(0)

ポプラの道(第一段階)

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先日もいったようにマザンの下水工事のおかげであちこちに新しい風景が見つかってくる。これもその一つで、高い立派なポプラが並んだ農道がマザンの村の中心へと続いている。それを上から見おろすと、畑や木々を画していく道のつながりの白っぽい色がなかなかに美しい。風景全体も牧歌的である。

牧歌的とか、まるで妖精の出てきそうな森とか、また嵐の吹き荒れそうな風景、そういったような一種ロマンチックなもの、標題的な絵画というものを私は余り好まない。何か感情に溺れてしまいそうな気がするからである。しかしそういう感情がセンチメンタルにながれてしまわない限りにおいては自分でもこういう絵も描いてみたくなる。

多分この辺りの場所はまだまだ描いてみたいような風景が見つかりそうだが、てはじめにF3号のキャンバスに始めてみた。ポプラの色は日に日に濃くなるようである。制作のスピードも負けないようにしなければならない。

# by papasanmazan | 2012-04-24 22:31 | 風景画 | Comments(0)

コクリコ

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今年は遠出しなくても家の前の畑にコクリコ(ひなげし)の花が咲き並んで、一面赤色に染まっている。ここに住みだして初めてのことである。こんな楽な戸外でのパステルも珍しい。家の庭のバラやアイリスはいつでも手軽に用意できるのだが、コクリコは毎年近くではあるが花のある場所を探して描きに出かけていた。

同じモチーフでもやはり年々描く感じは変わってくる。今年のものは相当軽い表現になってきたようである。これは特にコクリコでは以前から望んでいたことで、このようなコクリコの花畑などはできるだけ軽やかに、あたかも風に吹かれてそよいでいるような様子をだしてみたいと思っていた。ところが未熟であればあるほど描き込みを増やさなければ画面がもたない、だんだんと重たいものになってくる、それのぎりぎりのところで完成ということになっていた。

やはり経験の積み重ねもあるのだろうか、最初に意図したことをそのまま直接的に推し薦めることが可能になってきた。特に水彩やパステルはその手順、手際も大切である。それらをふまえたものが今年のコクリコに表れてきたようである。

# by papasanmazan | 2012-04-23 22:44 | パステル | Comments(0)