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梨とカップ




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F0号の小さなキャンバスに洋梨二つとカップを組み合わせて描いてみた。意図するのは既に投稿した,F0号の三つのびわやサムホールのピシェとパイプと同じく、表面的な美しさではなく、もっと実在感を透徹させてゆくことである。

期せずして三つの作品ともに小さなキャンバスに試してみているが、実在感という意図から、どうしても緊密な感じがまず頭に浮かんできて、モチーフの物の選択が決まると、それに対してキャンバスの大きさも小さなものになってしまっている。多分集中力の問題なのだと思う。

画面としては二つの梨のうち、上に置かれた梨が浮いて見える危険性は最初から分かっていたが、あえてテーブルの面を押さえつけていきたかったので、この構図にしてみたものである。何度も、何度もこの上の梨とテーブルの面の接線を取り直した。

by papasanmazan | 2020-07-10 10:55 | 小さな絵 | Comments(0)

ジゴンダスの村




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家からは少し遠くなるが、車で40分位のジゴンダスという村を水彩で描いてみた。ここは隣村のヴァケイラスと並んで良質のワインの産地である。残念ながらプロヴァンスに越してくる前からアルコールは断っているので、ジゴンダスのワインの味も知らずにいるが、聞くところによると、ズシンとくるような重い感じだそうである。

村はこじんまりとまとまって、かつての城あとの建物や、城壁が現在の住居とうまくマッチして趣がある。その背後にはダンテル・ド・モンミライユのごつごつした山が横たわっている。

この村を一望できる場所が一か所あるのだが、あまり人に知られるような所ではなく、描いている間中、誰にも会わなかった。やはり集中しているときに人に見られたり、話しかけられたりするのは嫌である。

by papasanmazan | 2020-07-06 23:04 | 水彩画 | Comments(0)

ピシェとパイプ





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錫製のピシェ(取っ手の着いた水差し、計量器、pichet)とパイプをテーブルに置いて、二つの小さなリンゴを加えた静物画をサムホールの小さなキャンバスに描いてみた。ピシェもパイプもも最近個人のガレージセールで手に入れたものである。

このピシェのような何の飾りもなく、存在感の強いようなものは以前から欲しかったものだが、町のブローカント(骨董市)ではあまり気に入ったものに出会わなかった。なんだかただ汚くて、古いだけで、しかも値だけが高いものばかりだった。今回良いのが手に入って嬉しかった。

物の表面だけを見るのではなく、もっと存在自体の意味を画面に表したい、そういう気持ちを常に持っているので、美しいという感覚も単に形や色の美しさを透過して、もっと深いものに行きつきたいのである。静物にしろ、風景,人物でも同じ願いである。

by papasanmazan | 2020-07-04 00:17 | 小さな絵 | Comments(0)