人気ブログランキング |

<   2020年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

アーモンドの花




アーモンドの花_c0236929_22271140.jpg

日本画でよくみられる花をクローズアップした手法、例えば梅や桜の花の輪郭をはっきりと示し、その花の数を増やしながら幹やその他の要素を加えて装飾的な画面を創り出していく伝統的な絵画、春になってこういった花が咲きだすといつも日本画の世界を思い浮かべるのである。

もちろん洋画の世界でもスケッチしながら花の一つ一つの輪郭をおったりはするし、人体デッサンで全身像を描きながら部分的なスケッチをしてみたりもする。しかし日本画の世界とは全く違った存在感を現す世界である。

この日本画の装飾的なものに若いころ随分あこがれたものである。日本画の筆づかいも少し学んだことがあって、それは役に立つものだった。

アーモンドの花のスケッチをもとにパステル画を一枚描いてみた。日本画めいていたらおなぐさみである。

by papasanmazan | 2020-02-29 16:44 | パステル | Comments(2)

ヴァントゥー山と大きな木




ヴァントゥー山と大きな木_c0236929_19283977.jpg

先日投稿したF15号のマザンの大きな木を制作しているのと並行して、P12号にも少し離れた場所でヴァントゥー山を大きく扱かった油彩を描いてみた。大きな木は同じものである。

冬枯れの褐色の葉っぱも画面に取り入れ、色彩のアクセントとして考え、ヴァントゥー山の山襞や野原の色彩とできるだけ結び付けていく、その色彩の連絡や対比に寒色を役立てるような意図だった。中央に見えるマザンの教会は単純化して目の休まるところにしてみたかった。

12号くらいの大きさは今の自分としては戸外制作にはちょうどいい大きさだが、この構図やモチーフの配列などでいえば30号くらいまでの大きさでも充分に制作できると完成した物を見ながら思っている。

by papasanmazan | 2020-02-27 19:47 | 風景画 | Comments(0)

アーモンドの花とマザン





アーモンドの花とマザン_c0236929_22273245.jpg

マザンの村の周りはアーモンドの花が盛りである。うすいピンクや白の花があちこちで咲いている。いつもより早い春がやってきた。景色も明るくなって戸外の仕事も楽しくなってくる。

我が家から車でほんの五分程のところに、マザンの教会がクローズアップされて、村全体が見渡せる格好の場所がある。ちょうどアーモンドの花との組み合わせのできる時期なので、現場でパステル画に取り組んでみた。

パステル画といってもそれほど軽装ではない。かなりの本数のパステルとイーゼル、椅子なども用意していくので、油彩の時と変わらないくらいの重さである。

描き出しはパステル特有の柔らかくてかるいタッチであるが、時間が経つにつれ自分の気持ちも集中度が高まって,描き込みが強まってくる。時には下地の紙がもう持たないのではないかと思う事もある。

ここらが限界かと思われ、自分でも納得のいくところで完成である。

by papasanmazan | 2020-02-26 07:10 | パステル | Comments(2)

モルモワロンの教会遠望




モルモワロンの教会遠望_c0236929_19275950.jpg


2017年の夏、モルモワロンの村を遠望した風景画を集中的に大小何枚かの油彩画に制作したことがある。大きいのは確か40号だったと記憶している。新しく制作場所が見つかって、それがモルモワロンの村全体を見渡せるスケールの大きな場所だったので夢中になって次から次にキャンバスを新しく描き続けていった。

そのなかにF8号の縦型で、教会を遠望しながら村全体と、背景の山の尾根を構成した一枚が今も我が家に掛けてある。その絵はもちろん夏の、緑が主になった油彩であるが、それをもう一度同じ場所で冬の枯れた景色でやり直してみた。今回もF8号縦型はおなじである。

色調はもちろん変わってくるが、冬の枯れた方が建物で構成されている村全体の構築がつかみやすく、また色の流れも出しやすかった。三年前と比べるとかなり筆使いもちがってきているのか、絵の具自体が流れていくように感じながら制作し終わった。

by papasanmazan | 2020-02-21 22:02 | 風景画 | Comments(2)

アーモンドの古木




アーモンドの古木_c0236929_19342499.jpg

地球の温暖化が進んでいるせいか、もうアーモンドの花が咲いて春の訪れを告げている。花ではまずこのアーモンドが咲きだし、それから他の果樹の花が咲きだしてくる。

なかでも我が家の先にある野原に立っているアーモンドの古木は寒いうちから咲きだして、ひときわ目をひく木である。マザンのこの家に越してきてからいつも二月になるとこの花を見て心和んできたのであるが、毎年、毎年老齢化して、木の姿も段々と寂しいものになってきた。それでも少なくはなったがピンクの花を咲かせていて、それを見ていると何かいとしい気持ちになってくる。

引っ越してきた頃は珍しさにつられて、よくパステルでアーモンドの色々な姿を描いたものだったが、最近は全く鑑賞だけに終わっていた。しかしこの古木もいよいよ朽ち終わりそうなので気も新たに一枚パステルにしてみた。


by papasanmazan | 2020-02-17 19:28 | パステル | Comments(4)

マザンの大きな木


マザンの大きな木_c0236929_19282257.jpg

わが家の目と鼻の先に大きな木があって、小さな見晴らし台のようになっている。そこからのヴァントゥー山やマザンの村の景色はいつ見ても美しく、散歩のコースには欠かせないところである。

普通には散歩コースかもしれないが、私にとっては欠かすことの出来ない風景画の制作場所でもある。この大きな木の重なり合って立っている群れも今までに幾度描いたか分からないほどである。そしてここから見える白い道や、マザンの村の遠望など自然の中の私のアトリエのようなものである。

F15号のキャンバスに冬景色のヴァントゥー山を、二本の大きな木にはさまれた角度のところを選んで描いてみた。冬枯れの野全体の中に木や山、教会などが混然と存在し、それぞれの存在とともに全体としてお互いが響きあっている、そういった世界が出来上がればいいと思って描いた一枚の油彩画である。

by papasanmazan | 2020-02-15 19:52 | 風景画 | Comments(2)

リンゴとオレンジ




リンゴとオレンジ_c0236929_21450277.jpg

台所の片隅に置いてある果物からリンゴ三つとオレンジ二つをアトリエに持って来て、よく背景に使う黒とグレーの縞模様の布を後ろにあしらってF3号の比較的小さなキャンバスに描いてみた。

とくに物理的な力関係や引っ張り合いを目で追う訳ではないが、なんとなく五つの果物の力感の響きや、リンゴの赤、オレンジの橙色の面積などで、組み合わせて描き始めるまでかなりの時間がかかる。

これが大変大事なことなので、納得のいかない組み合わせで描き始めるとほとんど失敗に終わるということは経験上いたいほどわかっている。物の輪郭や接線,面への移行など事細かく考えておかないといけない。そうしておいても途中で詰まってくることがある。制作の実際で、何とか画面にもちこんでいこうとしている。

by papasanmazan | 2020-02-05 01:09 | 静物画 | Comments(0)