<   2016年 06月 ( 8 )   > この月の画像一覧

ひまわりの静物

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例年ほどの暑さがまだやってこないフランスの夏だが、ひまわりが出始めている。セミも庭で鳴き出した。今年もパステルでひまわりを描こうと思っていたが、いつもよりも大きなB2のパネルを用意してピンク地の紙を水張りした。大きなパステル画を目論んでみている。

モチーフとしては白い花瓶に挿した五つのひまわり、古いワラの椅子、赤い線の入った布、それに麦わら帽子、かなり込み入った構成になってパステルとしては大がかりである。

動きとしては赤い線が割にうまく役立ってくれたように思う。途中までは個々の物はうまく表現できてもなかなか全体の躍動感がつかめなかった。パステルの手順と油絵のそれとはおのずと違ったものがあって、赤い線がほとんど完成間際に色が入ることになり、それでもってようやくおさまりがついた次第である。

505×730ミリの大きさである。



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by papasanmazan | 2016-06-28 22:34 | パステル | Comments(2)

ヴァントゥー山とマザン遠望

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久しぶりに我が家の近くのテラン・ドゥ・パントルに行ってみるとだいぶ様相が変わっていた。マザンの全景やヴァントゥー

山が変わっているわけではないが、イーゼルを据える畑の整地が変わっていてちょっととまどった。しかし見晴らしは相変わらず素晴らしい。F30号に新たな気持ちで取り組んだ。以前とは制作の進み具合も変わってきている。

自分なりにずっと考え続けてきている、同一平面上に同時空間を表す、という絵画上の一つの信条が前よりもぐっと推し進めることが出来るようになっている.その信条に沿って不要な描き加えが少なくなってきた分、画面としては端的なものとして見ることが出来るのではないだろうか。

眼前の自然を大切にする、しかし自然をそのままに写す訳では決してない。自然はそのままに自然である、しかし画面はそのままに自然ではない。ここのところが明確なようでいて、いざ表現するとなると画家の誰もが感ずる難しさがその画家の程度に応じて生じてくる。

急に夏の暑さがやってきて、制作の最後の日には日傘が必要だった。家事の手伝いに来てくれている女性に日傘といすの持ち運びを頼んだ。




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by papasanmazan | 2016-06-23 21:10 | 風景画 | Comments(0)

ペイルーの池

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サン・レミの町のはずれにペイルーの池がある。まわりが岩と松で囲まれた池で、あまり大きくはないが釣りをする人や散策する人、また日がな一日寝そべって日光浴をしている人などがいる。犬も水遊びしていたり、馬が水を飲んだりもしている。

レ・ボーの要塞を描いている時に家内が犬を連れてウォーキングしながらこの池をみつけてきた。やっとの思いでこれも岩に囲まれた要塞の大きな40号の絵を描き上げたばかりなのに、又新しいモチーフを突き付けられた思いであったが、これが自分にはピタット来る場所なのである。

水を主題にした絵が描きたかった。ようやく地中海を描くプログラムを見つけ出したのだが、池も有難い。マザンの近くでもずいぶん探したのだがこれという所がみつからなかった。少し距離はあるが再びサン・レミまで通ってP15号にねらいどうりの構図を納めてみた。

松の連なりと奥にある岩山、それに静かなたたずまいの池、扱いようによっては平板になる恐れがあった。なんとかヴァルールを高めながら仕上げてみた。



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by papasanmazan | 2016-06-21 23:00 | 風景画 | Comments(0)

オーゾンの丘から

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新しくみつけたオーゾンの丘から見たヴァントゥー山の姿をF15号のキャンバスに描いてみた。手前にオレンジ色に輝く農家がいくつか見えていて、色彩の対比にも面白い構図が組める。

大地はとにかく緑がひしめいている。ほとんどがブドウと小麦の畑だろうが、なんと豊かな自然だろうかといつもながら感慨にふけるありさまである。そしてそれに続くヴァントゥー山も柔らかい襞をみせながら大きく構えてくれている。

ああ、この大きさだと初めて気づいたのが今回の制作である。ていねいに観察し、細かく色を分析しながら対象に迫っていく.これが制作の基本だとは思うがここのところにひっかかりぱなしではいけないのである。

もっと違った制作がある。自分というものを掘り下げる制作である。ヴァントゥー山は私であると言える制作である、マダム・ボヴァリーは私である。といったフローベルと同じように。



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by papasanmazan | 2016-06-19 22:07 | 風景画 | Comments(2)

百合と金魚草

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春になっていろいろな花が咲きだすと気ぜわしくパステルの用意をするのが毎年恒例なのだが、今年はどうも水彩ばかりが気になって、ほとんどパステルを忘れてしまっている。そんな時ふとヴェランダに目をやると、百合と金魚草が同居している石のプランターが妙に明るかった。

なんとも綺麗な色の取り合わせ、これはやはりパステルの世界である。やおら制作にかかったわけである。パステルも随分描いてきたが、これもいずれもっと本格的な人物画などに応用していっていいと思っている。日本にいるころよく描いた竹林などはかなりの描き込みをしたものだが、意外と紙というものは強いもので、無茶なパステルの押しつけをさければかなりの耐久性が保てるものである。

百合の花の占める部分と金魚草をばらけさせていくのとをとりまとめながら描いてみた。



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by papasanmazan | 2016-06-14 18:36 | パステル | Comments(2)

室内のシャクヤク

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花瓶にさしたシャクヤクをもういちど水彩で挑戦してみた。非常に面白い仕事なのである。見た目には何とも言えないが、描いてみていて気付いたことがある。

どうやら現在の自分に水彩が必要と思われる第一の原因は水彩自体の触覚にある、ということらしい。当然水彩の透明感ということは思い当たるのだが、その透明な感じよりも、もっと全体からくる触覚というのか、肌にピタッと触ってくるような感じがほしいと思って、それが水彩に駆り立てているのではないかとふと思いいたったのである。

そういう一つの発見がこれからの油彩などにどうからんでくるのかはまだ分からないが、確かに水彩の仕事で一つの展開はありそうである。



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by papasanmazan | 2016-06-05 00:24 | 水彩画 | Comments(2)

花瓶とシャクヤク

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パステルで一枚シャクヤクを描いたその夜中に強い雨が降って、すっかりそのシャクヤクの花がいためつけられた。あわててほとんどを切り花にして部屋の中の鑑賞用におきかえた。

その花たちは救われて花瓶の中で咲きほこっている。水彩で描きたくなった。

少し重い感じがするまで描きこんでみた。決して作品にしようとは思って描いているのではないが、とにかく水彩をやらなければならない、これが油彩に大変に役立つという予感がずっとしているのである。

こういう練習と言っていいのか、習作と言っていいのか、絶えず必要なことなのは終生かわらないであろう。




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by papasanmazan | 2016-06-03 22:06 | 水彩画 | Comments(0)

庭のシャクヤク

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今年も庭に大きなシャクヤクがたくさん咲いた。いつもと同じようにパステルで描くのを楽しみにしている。今年は昨年のより少し大きい紙を用意し、花の数も増やして画面に入れてみた。

あまり開ききったシャクヤクや牡丹の花を描こうとは思わない。確かに豪華で、派手な感じはねらえるのだろうが、八分咲き位のほうがヒンがあっていい。色彩も割に抑え気味にして仕上げた一枚である。



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by papasanmazan | 2016-06-03 01:45 | パステル | Comments(0)