<   2014年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

卓上の梨(完成)

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パステルで二つの梨を描いてみた。パステルの性格としては、柔らかく、軽く、トーンが美しい、などがあげられるだろうが、油彩に比べると造型性を追求したり、長く描き込んでいって重厚さを狙っていくということには少し無理なところがある。その点は承知しているのだが、あえて卓上の二つの梨ということにモチーフもしぼり、色彩的なものも最小限に抑え、個々の物の説明なども排して、画面の造型性を主眼にこのパステル画をすすめてみた。

実は他にも油彩で同様の物を二点同時進行しているのだが、これがなかなか悪戦苦闘中である。いわば実験中と言っていいようなものかもしれない。そんな油彩の制作のさなかにあえてパステルでも試してみようとおもいたった作品である。少しこれで油彩の制作に向けて解決したこともある。ただどの程度まで実験が完了するのかいまだに分からないでいる状態である。



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by papasanmazan | 2014-09-30 15:10 | パステル | Comments(0)

クリヨンの村(完成)

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昨年もサムホールの大きさに描いたクリヨンの村の風景を今年はもう少し右に移動して、正面よりにイーゼルを据えて大きさもP15号に変えて描いてみた、こういった一つの共同体としての村はあちらこちらにあってそれぞれの美しさをもっているが、これは生活が持っている美しさである。本当の南仏の村や家であって、いわゆる南仏風の村や家ではない。どこか重みがあるように思われる。

もう既にあれこれと描いているのでいい加減アキがくるかといわれるかもしれないが、なかなかそういったものではない。ますますその魅力にひきこまれていくのが現状である。この絵なども昨年までは気づかなかった大切な建物の構造的なものがまた少し分かってきたような気がしている。



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by papasanmazan | 2014-09-25 18:56 | 風景画 | Comments(2)

白いポット(完成)

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いつも静物を描く時に使う大きめの机に白い瓶や紫のリキュールの瓶などを並べ、果物を配し、背景の布なども上手く絡み合ってきて、さて制作に掛かろうと思っても何かが足りない。キャンバスの大きさが決められないのである。その何かをいろいろ考えてみるのだがどうにも思いつかないでモヤモヤした時がたってしまっていた。

絵のモチーフになる小道具を置いた棚をしばし眺めていたが、ようやくみつかった。前からいつかは使おうと思ってそのまま忘れていたような白いホーローのポットがあった。余りに何気ないありふれたもので、ほんの片隅に隠れていたものである。

こうして道具立てが整なうと、もう一度全体を組み直して構成的な感じが強まってきた。キャンバスもF15号と決めて制作開始であった。これは描いていて面白いし、色彩としても進めやすく、あまり滞ることもない制作であった。意外にポットの取っ手がアクセントになってよかったように思われる。



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by papasanmazan | 2014-09-18 22:03 | 静物画 | Comments(2)

ネクタリン(完成)

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買い物から帰った家内がネクタリンのたくさん入った箱を取り出した。ハッとするような色彩である。濃い赤や黄色、シトロン系の黄色など配色の妙である。なんとか油彩にしたいのだが今取りかかっている作品で手一杯の状態でどうにも時間がとれないでいる。主に花を主題にすることの多いパステルで描いてみたらどうかと思いついた。

背景には南仏模様の黄色の勝った布を軽く添えてみて、三つのネクタリンをさっそく描いてみた。仕上がりはアッサリと見えるかもしれないが制作の時間もかなりかかり、密度は濃いパステルになったようである。



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by papasanmazan | 2014-09-17 19:10 | パステル | Comments(0)

大きな松と教会(完成)

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先日完成したM30号のモルモワロン全景を描いている時、休憩のためにほんの少し右に寄った木陰に座っていると、目の前にある大きな松の木が段々気になって仕方がないようになってきた。何度見てもいい形なのである、それにその奥にも今描いている途中のモルモワロンの教会が姿を見せている。M30号に集中しなければならないとは分かっていながらとうとう誘惑に打ち勝てずにF20号にその大きな松と教会の絵も描き始めたのである。

松の枝が織りなす空間の深さがもっと出ればと思いながらもこの辺りが限度と思って、一応の完成をみた作品である。


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by papasanmazan | 2014-09-07 03:04 | 風景画 | Comments(2)

森の中の赤い岩(完成)

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今年になってから赤い岩や黄色い岩のある場所をかなり探し当てた。これからの制作の主題が豊富になって満足している。で、まずは手始めにF30号のキャンバスに森の奥の赤い岩を描くことにした。足場が少し悪いのと、キャンバスとイーゼルをかついで細い岩場をかなり登らなければならないのが欠点だが、いい運動にはなる。健康づくりにジムに通う必用もない。

赤い岩の色彩のトーンは割にスムースにとらえられたのだが森の木立の現象面にこだわり過ぎて、絶えず目が細かいところばかりにいってしまった。最終的には奥に垣間見える空の部分を明るく抜いた調子に合わせて緑の調子を決めながら制作を終えた。

岩を描くというのは一般的にはどういう反応があるのか今のところ分からないが、自分としては手応えのある主題だと思っている。



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by papasanmazan | 2014-09-04 00:17 | 風景画 | Comments(0)

睡蓮(完成)

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昨年の早春、偶然のことだが池を見つけ、その背景の丘と松とを組み合わせた風景画を描いたことがある。先日何気なくその池に立ち寄ったところ、なんと思いもかけず睡蓮が群生していた。実は蓮については日本にいた頃よく描いていて、今でも未練のある主題なのだが、睡蓮には見向きもしなかったのである。

よく見ていると睡蓮もなかなかにいい。これはというので少し小さいめではあるがF6号のキャンバスを用意した。翌日からその池に出向いたのはいいのだが、ここは滑りやすい土壌で、描いている場所も池のほとりのほんの細い散歩道,ついに後ろに退がって絵の全体を見ようとした時に椅子が池に落ちてしまったりした。実に描き難い場所であった。

おまけにほうぼうに葦の草むらがあるのだが、その影に何人かのフランス人が汚い池にもかかわらず日光浴をしているのである。そして時折姿を現しては池で泳いだり水浴びしたりしだすのである。中には全くのヌーディストのじいさんがいたりして目も当てられない光景であった、まさか素っ裸の男性像までは描くわけにもいかず、まずまず睡蓮だけの主題どうりの絵になったのである。




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by papasanmazan | 2014-09-01 23:28 | 風景画 | Comments(3)