カテゴリ:小さな絵( 42 )

果物(完成)

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F0号(ハガキより少し大きい)の小さなキャンバスに出来るだけ数多く果物を置いてみた静物画である。洋梨にネクタリン、それに二つのアブリコで,背景にも複雑でカラフルな南仏風の布を配して、うるさいほどの色彩を感じさせるような画面を創ってみた。

しかし完成してみると思っていたよりは落ち着いた仕上がりになっている。私の考えでは、割に小さな画面ではかえって細部などを強調して,少し神経質なほど描き込むほうがいいようである。画面のヌケル部分でも描き込んでヌカスように見せたほうが見た目には安定してみえるようである。

これも場合、場合によって一概にはいえないが、ようは制作を重ねていきながら自分の目と感性をよく使いこなしていくだけの話である。



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by papasanmazan | 2014-07-29 21:24 | 小さな絵 | Comments(2)

いちご(完成)

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新鮮ないちごが出回り始めた。カルパントラはフランスの中でも有数のいちごの産地で、この時期にはよくテレビのニュースでも取りあげられている。我が家のちかくにも直売の農家があり、そこのいちごはまた格別に美味である。またその農家ではエンドウ豆(プチポワ)も売っていて、これがまたまた天上のおいしさである。

贅沢だがそんな新鮮ないちごを並べてF0号の小さなキャンバスに描いてみた。なんといっても赤の美しさだが、それを補うのに白い布と白い皿を使ってみた。描いている間中いいにおいもして大変に楽しく軽やかな進み具合であった。




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by papasanmazan | 2014-05-04 18:47 | 小さな絵 | Comments(2)

モルモワロンからのヴァントゥー山(完成)

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今年の春から夏にかけてモルモワロンでよく制作したが、その終わりとしてこのサムホールの小さな油彩が出来上がった。山自体も横に伸びている平坦な形、手前の糸杉なども並列しているだけなので,いわゆる奥行きもつけにくく、空間の出し方にも困ったのだが,その前に水彩などで習作を重ねて,何か一つの発見がありそうなのでで油彩にしてみた。小さな絵にもかかわらずかなり描き込みもしたし,日にちも掛かったものである。

この絵はこの絵としてこれで充分だと思うし,これ以降この場所でもっと大きな作品にもいずれ取り組めるようである。



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by papasanmazan | 2013-09-01 19:03 | 小さな絵 | Comments(0)

崖と村(完成)

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大きな岩が突き出て、その崖の下に人々の住む家が群がって一つの村になっている。なん世代にも渡って自然と人間が共存してきている姿である。外壁は新しく塗り直されてきれいにはなっているが,その家々の骨組みは変わっていない。石造りの家の強さ、そして単純ではあるが垂直と水平を組み合わせた構成は魅力に富んでいる。

そしてそれを覆うような岩盤がまた荒々しい。このあたりは石灰岩のこうした白っぽい岩盤があちこちに見られる。ヴァントゥー山の頂上の、雪に見まがうような白色もこの石灰岩の小石の集まりである。

こうした人の生活と,自然との共同体を小さなF0号(18×14㎝)に描いてみた。




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by papasanmazan | 2013-08-20 22:45 | 小さな絵 | Comments(2)

クリヨンの村(完成)

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ヴァントゥー山の裾野に近づいた村、クリヨンの姿を,教会を中心にして下から見上げた角度でとらえたサムホールの小さな絵である。この村は取りたてて特色のあるようなものはないのだが,村の高台に四つ星の高級ホテルがあり,そこからの見晴らしは絶景である。偶然の機会があっていちどそのホテルの中に入ったことがあるのだが,ヴァントゥー山を前面に控えた空間はすばらしかった。

このクリヨンからベドワンにかけて,その辺り一帯は松の並木も美しく,絵心を誘ってくれる場所である。実はまだこの他にも描いてみたい場所が見つかっているのだが,途中になっている制作も多く,いずれそのうちにと、機会を待っている。

小さなキャンバスではあるが、かなり入念に描き込んでみた。角度,高さはかなり出たのではないかと思っている。




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by papasanmazan | 2013-08-05 22:12 | 小さな絵 | Comments(2)

ペーパーナイフと青いグラス(完成)

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サムホールの小さなキャンバスにペーパーナイフと青いグラス、砂糖入れの容器などの小さなモチーフをあつめて静物を描いてみた。相手が小さいものであっても構成という意味ではなかなか難しいものであるし,それなりに時間もかかるものである。この作品もかなりの描き込みになった。

背景に置いた布の赤とエメラルドグリーンの配色がいいので,砂糖入れの模様と合わせてみたかった。余りそれらにこだわると如何にも装飾性が勝ちそうなので,軽い感じにみせたかった。それよりもグラスとペーパーナイフの置き方の角度に気をつけるようにした。やはり画面が小さいものでも存在感を強めてみようと思ったからである。




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by papasanmazan | 2013-07-24 00:40 | 小さな絵 | Comments(0)

黄土と松(完成)

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大きな黄土の森と、そこに群生している大きな松を取り込んで,小さなサムホール(22,7×15,8㎝)の画面を構成してみた。これも絵画の一つの面白さで。何も大きな対象物だからといって大きなキャンバスが必要だとは限らない。芥子粒の中にも全世界が入るし,小さな水滴に全宇宙が反映される。

今年の冬から春にかけて比較的大きなキャンバスに黄土と松の絵を続けて描いてきたが、その一連の作品がほぼ終わりかけた頃、このモチーフをごく小さなキャンバスにも試してみたらと思いついたのである。以前は小さな絵を描くのが苦手だったが、ひょっとしたことでそうでもなくなった。ちょっとした集中力の問題である。

黄土の色と松の緑の対比が魅力なのだが、これが半々にならないように注意しながらの構成であった。

こういった試みもまだまだ続いていくだろう。



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by papasanmazan | 2013-06-14 02:27 | 小さな絵 | Comments(2)

畑の中のキャバンヌ(完成)

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少し逆光気味の場所で描いていたので全体的に暗い感じがいつも気になっていた制作過程であったが、最後の仕上げあたりでかなり明るく調子を上げることが出来た。こんな小さなサムホールの絵でも出来上がるとうれしいし、ホッとした気分にもなる。

真冬に描き出したものだが、もうそこに春が来ようかとしている今では色彩としては柔らかく華やいだ風景になっている。そういった現象面での変化は実際の現場で描くかぎり必ずついてまわるもので、季節の移り変わりだけでなく空模様や太陽のあたり具合などもいつも計算しておかなくてはならない。そういった場合、描きはじめの自分の意図というものの大切さが分かってくれば制作も随分ラクになってくるものである。

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by papasanmazan | 2013-03-12 12:08 | 小さな絵 | Comments(0)

ザクロとカップ(完成)

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F0号

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SM

F0号の小さな油彩、ザクロとカップが完成した。かなりの描き込みで、小さな画面のわりには厚みのある絵になったように思う。この前にやはり完成したリンゴとカップの静物と同じような趣きかもしれないが、並べて見ていると面白い。

カップは同じものを使っているのだが、テーブルに対しての置き方の傾きがそれぞれ右、左と違っている。同じような大きさでもやはりサムホールとF0号とでは違うのだし、モチーフの取り合わせによっても、その場、その場であらゆる可能性が出て来るから面白いところである。

どちらにしても静物画の場合、特に私は存在感が大切だと思っている。

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by papasanmazan | 2013-02-18 19:55 | 小さな絵 | Comments(4)

畑の中のキャバンヌ(第一段階)

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冬の畑の中にキャバンヌ(小屋)がポツンと建っている。べつに何の役に立つわけでもないのだが,
所々の畑によく見かけるキャバンヌである。石造りの小さな小屋だが、特に広い畑の中にあると趣きのあるものである。

冬の寂しげな畑というのも私は好きである。飾り気がないというのだろうか、その淡い色彩は、春や夏の強いコントラストにとんだ色彩とはまた違った魅力がある。

サムホールのちいさなキャンバスに畑の中のキャバンヌを描いている。むこうに人家も一つ見えている風景である。
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by papasanmazan | 2013-02-16 00:48 | 小さな絵 | Comments(0)