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カテゴリ:水彩画( 35 )

オリーブ畑から(レ・ボー)

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おそらく今年のレ・ボーでの制作はこれが最後になるかと思うが、水彩でかなり遠くからの要塞と波をうったようなオリーブ畑、ポツンと建っている農家を一つアクセントに入れて描いてみた。これは油彩を描きに来ていた時からの狙いだったものである。

レ・ボーの大きく広がった風景だけに水彩としてはかなり大きな画面にしてみた。480×330ミリで油彩で言うと8号より少し大きいものになる。特に透明水彩の性格からくる強い表現は望めないので重色を多用して光の感じをつかもうとした。

久しぶりの風もなく青空の下で水をたっぷり含ませた筆をどんどん重ねてゆくのは気持ちがよかった。こういう時の筆の走りには気をつけておかなければむやみに乱雑なタッチに終わることがある。やはり常に自分の目を光らせておくことが大切である。



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by papasanmazan | 2016-05-17 22:49 | 水彩画 | Comments(0)

オーゾンからのヴァントゥー山

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プロヴァンスの巨人とよばれるヴァントゥー山はどこから見ても美しい。石灰石で覆われた頂上は夏でも雪化粧しているようにも見え、山肌の色彩の変化も季節を追ってやわらかく多彩になっていく。毎朝、家のヴォレ-【日覆い】を開ける時に真っ先にこのヴァントゥーと対面するのが南仏に住み始めてからの日課になった。

そのヴァントゥー山にぐんと近づいたオーゾンの村はずれに制作するのにぴったりの場所を見つけた。油彩で描き始めているがまだ誰にも出く合わせたことがない。その油彩の場所から少し上にもいい所があって、これは水彩で描いてみた。

何か最近の予感では水彩の仕事が油彩に大きく影響してくるような気がしている。今までは割にパステルを重視してきたが、それはそれとして水彩をもっと試したい。決して油彩の下絵やエスキースとしての制作ではなく、一つの作品として考えていきたい。

それにしても水彩の透明感とのびやかさはどうだろう。描いていても全身のコリが大空の中に飛んで行きそうである。ひょっとすると長命のご利益まであるかもしれない


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by papasanmazan | 2016-05-11 18:52 | 水彩画 | Comments(0)

ヴァントゥー山とマザンの村

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小さな16・5×13cmの風景画、いわば手のひらサイズの水彩を描いてみた。気にいった水彩用の額縁があって、それにあわせて描いてみた一枚である。自宅のすぐ目の前の場所からで、いつも見慣れた風景ではあるが、これも気にいった場所である。

水彩やパステル画は作品が出来上がってから額縁や中のマットの大きさを決めていく場合が多いが、このように前もって決まった大きさに作品をあわせてゆくこともある。私はどちらかというと大きさが決まっている方が描きやすい。自然の中の風景を限定して、切り取っていきやすいからである。しかしほとんどの場合前者のあとでマットの大きさを決めるということになっている。

もっと水彩を描いてみたいと常々思っているのだが、つい油彩の制作が主になって水彩がはかどらない。しかし考えとしては水彩も油彩も同等だと思っている。決して油彩の習作として水彩を考えてはいないつもりである。げんにF30号の油彩で同じテーマのヴァントゥー山とマザンの村を描き始めているが、どちらにも思い入れは同じである、ただ表現手段が違っているだけの話である。


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by papasanmazan | 2016-04-20 18:11 | 水彩画 | Comments(2)

坂道の松並木

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バルーの坂道の松並木を水彩で描いてみた。この実景を見た時から絵にすることを目論んでいたのだが、なかなかどれくらいの大きさに表わせばいいのか決まらなかった。油彩での制作を考えていたのだが、横長の形までは分かるのだがそのあとの大きさが分からない。フト水彩にしてみたら、と思いつくと急に視野が開けてきた。

しかし水彩でもやはり紙の大きさには悩まされたが結果的には水彩としては少し大きい目の作品になった。440×280ミリである。透明水彩の美しさは大好きであるが時として抑揚のない、しまりのないものになることがある。やや大きい目のサイズでは特に水彩の特質の、強さに欠ける、ということを考えておかなければならない。制作の過程のなかでどうしても鉛筆の素描の役割が多くなってくるのもこの辺りを考えた結果である。



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by papasanmazan | 2016-02-23 19:52 | 水彩画 | Comments(2)

ザクロ、ナイフ、皿

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水彩の静物が続く。日本からフランスに戻るといつまでも時差が残り、なかなか疲れがとれなくて困る。年齢のせいもあるが、人疲れもある。それほどに日本の人ごみなどがこたえている。出来るだけはやく制作に戻ろうとは努力するのだが全力投球には及ばない。

家の近くの原っぱにまだザクロの実が残っていて、三つばかり失敬してナイフ、皿を並べて水彩を描いてみた。ザクロの赤が美しい。出来るだけ紙の地質をいかそうとするのだがついつい色が入ってしまって、これは水彩画の場合つねに念頭においておかなければならない問題である。絶えず明るさを紙の白に置き換えて考えながら色を重ねていく。透明水彩の場合は特にそれが必要である。そういった手際の修練をかさねていくと案外油絵の技法も分かってくるものである。

このモチーフについても水彩画に平行して油彩も始めているが、先に言った疲れのためにあえぎながらの制作である。



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by papasanmazan | 2015-12-08 12:06 | 水彩画 | Comments(2)

コルシカのみかん

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芦屋での個展を終えて無事フランスに戻った。今回はいつものルフトハンザではなく、エール フランスを早くから予約していたので、パリでのテロのすぐ後でもあり少し心配していたのだが、パリ、ロワシー空港での乗り継ぎの時でもほとんど平常どうりで、余り影響は感じなかった。

日本にいたときは11月にしては暖かく。個展の準備をするのには動きやすくてよかったが、一昨年と比べると紅葉の美しさが今ひとつだったのが残念だった。展覧会はにぎやかで、ご高覧いただいた方々にお礼申し上げます。

さて、制作に戻ろうと、いただきもののみかんがあったので小さな水彩に試してみた。これはコルシカ産のみかんで、ちょっと日本の三宝柑を小さくしたような感じである。個展の時に感じたのだがもっと水彩をやったほうがいいように思う。画面のリズムや動きの直裁性を養えそうな気がするのである。そういった訓練なり習作なりをふまえながら自分の理想とする芸術に達したいと思う。

三つのみかんとグラスと布だけでも充分に画題は成り立つ。



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by papasanmazan | 2015-12-04 17:00 | 水彩画 | Comments(2)

グラスと梨

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油彩でF8号のキャンバスに描いた花瓶と五つのリンゴの作品は自分でも納得の出来るものになったのだが、その背景や布をそのまま利用してグラスと三つの梨の組み合わせで今度は水彩画を一枚制作してみた。水彩の性格上あまり大きな画面は避けた方がいいので花瓶よりは小さいグラス、そして数を減らして三つの梨を選んでみた。

布の白が難しい。紙の地色の白を無彩色として扱うのではなく色彩として考えていかないと駄目である。それとその紙の地を明るさに利用することである。

全体としては水彩の軽さ、流動感を考えての作品である。


by papasanmazan | 2015-11-08 17:26 | 水彩画 | Comments(0)

ベドワンの教会

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毎年フランス全土をわかしている自転車競技のトゥール・ド・フランスの来年のコースにヴァントゥー山がまた選ばれている。ヴァントゥー山はいわばトゥール・ド・フランスのメッカで、何か記念的な年などにはいつでも選ばれるし来年も7月14日のパリの革命記念日にここを通る日程のようである。この前後の何日間かはマザン辺りでも熱気があふれてきて、どこの宿泊施設も早くから予約でいっぱいになる。

ヴァントゥー山への登り口は三つあって、マローセーヌから、ソーから、そしてベドワンからである。トゥール・ド・フランスではいつもベドワンからの登り口がコースになっていて、その時にはいつも絵の制作に出かけているモルモワロンを経由していく。テレビの中継などで競技を見ていてもこの辺りの風景はすっかりなじみになってしまっている。

そのベドワンの特徴のある教会を水彩で描いてみた。背後にせまっているヴァントゥー山は随分’紅葉がすすんで、廻りの黄色くなったブドウ畑などもあわせて色彩の鮮やかな風景であった。そんな中でリズムも快く集中しながら制作できた一枚の水彩画である。



秋の展覧会ご案内⇒ http://artakaya.exblog.jp/24761477/




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by papasanmazan | 2015-10-26 18:41 | 水彩画 | Comments(0)

ブラントの村

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現在住んでいるマザンはヴォークリューズ県に位置しているがヴァントゥー山をはさんでその裏側はドローム県になる。フランス全土は95県に分かれていて県名の頭文字のアルファベット順に1~95の数字でその県をあらわすことになっている。たとえばヴォークリューズは84でパリは75である。

ヴォークリューズとドロームの両県は2000m近いヴァントゥー山の南側、北側という具合に分かれているのだが、その性格も何となく違って感じられる。たまにドロームのほうまで足を伸ばすと車の量も少ないし、人も余り見かけないような印象がある。風景もマザンあたりでも自然が多いがドローム県はもっともっとひなびている。何年か前に初秋に訪れた時は本当に空気が澄んでいて、景色そのものが透明なものに感じたことがある。

そのドローム県にこれはまた際立ってひなびた村、ブラントがある。おそらく人口は500人以下ではないだろうか、。ヴァントゥー山の切り立った北壁にへばりつきそうな村で、なだらかな南側ヴォークリューズとはこれも一つ違った趣きである。急勾配の道に沿って人家が点在している村を水彩で描いてみた。久しぶりの水彩だがこのような制作は楽しいものである。



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by papasanmazan | 2015-09-18 17:24 | 水彩画 | Comments(0)

バルーの城(水彩)

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毎年秋になると日本での個展のために一時帰国することにしている。今年ももうその時期になってきて。これでしばらく絵筆ともお別れである。おなじみのバルーの城だが、よく考えてみると水彩で描くのはこれが初めてで、いかに水彩から遠ざかっていたかということである。

いつもは下部の松の部分も大きく取り込む構図なのだが、今回は横に広がった村の一部の集落も入れてみた。水彩としてはかなり描き込んだもので少し重くなっているが、今のところはこれくらいのほうがいいと判断している



=個展のご案内=


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by papasanmazan | 2014-11-01 14:34 | 水彩画 | Comments(0)