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カテゴリ:水彩画( 43 )

ジゴンダスの村




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家からは少し遠くなるが、車で40分位のジゴンダスという村を水彩で描いてみた。ここは隣村のヴァケイラスと並んで良質のワインの産地である。残念ながらプロヴァンスに越してくる前からアルコールは断っているので、ジゴンダスのワインの味も知らずにいるが、聞くところによると、ズシンとくるような重い感じだそうである。

村はこじんまりとまとまって、かつての城あとの建物や、城壁が現在の住居とうまくマッチして趣がある。その背後にはダンテル・ド・モンミライユのごつごつした山が横たわっている。

この村を一望できる場所が一か所あるのだが、あまり人に知られるような所ではなく、描いている間中、誰にも会わなかった。やはり集中しているときに人に見られたり、話しかけられたりするのは嫌である。

by papasanmazan | 2020-07-06 23:04 | 水彩画 | Comments(0)

白い容器





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以前からの課題でもあるし、好きな画材でもある水彩を試してみる機会がこの頃は増えてきた。コロナウィルスであまり外で自由に描いたり出来なかったので、室内での水彩による静物画や、自宅近くで手軽に持ち運べる道具での風景画などを集中して制作してみた。

白いホーローの容器と梨やオレンジを組み合わせて一枚描いてみた水彩の静物画である。風景画ほど淡彩的な扱いではどうも静物画が成り立たないので、以前からこの表現の方法が定まらなかった。

今回のこの水彩でようやく色彩を使いながら形を決めていく方法が定まってきた。この経験は本当にうれしかった。一つ何かが開けたような感じがする。

by papasanmazan | 2020-05-19 18:26 | 水彩画 | Comments(2)

緑の中のヴァントゥー山



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もうすぐコロナウイルスによる外出制限令が解かれることになっている。ほぼ二か月近くになる自宅にできるだけいるようにという政府の発令だったが、これが徐々に状況を見ながら解除され始めるようだ。人出も少しづつ多くなってきて、なんとなくざわついてきた。

人々が自宅に閉じこもっている期間は外では鳥の声もよく聞こえるし空気も澄んでいた。家内と二人で毎日、早朝に散歩することにしているが、その静かで風景の美しいことは際立っていた。緑の色の美しいこと、可能ならこのままの状況を保っておけないものだろうかとも思う。

そんな緑に大いに取り巻かれたヴァントゥー山を水彩で描いてみた。

by papasanmazan | 2020-05-10 02:51 | 水彩画 | Comments(2)

オリーブと白い道




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昨年も油彩や水彩で描いた場所、ヴァントゥー山を奥にしてオリーブの林の中に白い曲がった道の見えるところでもう一度水彩を描いてみた。

少し視点を変えて横長の構図をとれるようにしてみた。この場所は家から近いし、人がほとんど来ない、それで外出制限があっても気が楽に制作できていい。特に水彩を描いていきたいと思う場所でもある。

初めに鉛筆で軽く全体をあたってから色をほりこんでいく。色を塗るというよりも色でかたどっていく、といった感じの仕事の進め方である。

by papasanmazan | 2020-05-01 00:48 | 水彩画 | Comments(0)

春のヴァントゥー山


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かなり大きな水彩紙(46,8×31,9㎝)を使ってヴァントゥー山を正面に据えたところを描いてみた。淡彩や部分的に描き込んだような習作めいたものではなく、作品として密度のあるものを考えて制作したものである

連日のコロナウィルスによる外出制限令でなかなか戸外での制作がままならず、加えて晴天が続いてはいるのだが春霞がかかった風景は特にヴァントゥー山の山肌の色がかすんでしまって、かなりの日数を経て完成出来た作品である。

日本では水彩画の評価が油彩に比べると低いようだが、私の経験では水彩をもっと描いた方がいいと思われる。どちらかというとパステル以上に水彩をやるべきだと考えている






by papasanmazan | 2020-04-18 16:21 | 水彩画 | Comments(2)

白い道とヴァントゥー山(水彩)


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先日の油彩画、白い道とヴァントゥー山と同じ場所で小さな水彩画も描いてみた。とにかく水彩が面白く、あれこれ描いてみたいものが続出してきてかなわない。この場所で油彩を制作している途中でも水彩に気持ちがひかれて、途中一日を水彩に当ててみた。これはごく小さな水彩で17×13,5cmの手のひらに収まるようなものである。

油彩の時でも出来るだけ明るく軽い表現を心が桁つもりだが、やはり水彩となるとかなり仕上がってくるもものが違ってくる。小さいながらもかなりか描き込んだつもりだが、物質の重さというものは消えてしまっている、その代わり画面にはミストラルでも吹いているような空気の流れは感じられるかもしれない。


水彩の即興性はその技術を上手く使っていけば、やはり一つの表現された美術である。

by papasanmazan | 2019-08-14 18:25 | 水彩画 | Comments(0)

赤いソース注し



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少し描きこんだ水彩を一枚制作してみた。鉛筆に淡彩をほどこしたものなども軽やかな味があっていいが、水彩でもかなり描き込んだものも時々はやってみたくなる。いつも水彩の絵の具と鉛筆は併用するが、表現が足りないと思うと鉛筆で形の当たり直しや、動きの強調をつけたりして、その後また絵の具の重なりが入ったりする。だんだんと本来の水彩の表現からは遠ざかるかもしれないが、構成力は出来上がってくる。


それでも常に地の紙の白さは保つように考えている、その白さでもって全体の明るさを出していきたいからである。それが無理ならそこからは油彩の範囲になっていく。これはまた違った制作物である。


今回はまず赤いソース注しをモチーフにして、それに野生のリンゴと梨を加えた。それに高さの意味で青い小さなビンも置いてみた。この時期にはいつも野生の果物をモチーフにするが、リンゴなども手のひらに入るくらいの大きさで、それでいて色はきれいで形もさまざまで面白い。梨と組み合わせると何点でも描けそうな気持ちになる。



by papasanmazan | 2019-08-07 19:00 | 水彩画 | Comments(0)

ポプラと教会





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本当に久しぶりに水彩画を描いた。水彩のあの軽やかさ、さわやかさは大好きで、描き出すと次から次に思いつくままに描いてみたくなるのだが、油彩の仕事におわれて最近はお留守になっていた。

水彩や鉛筆などを使ったデッサンなどを油彩の仕事のための習作(エスキース)だと考えたことはない。水彩は水彩としてそれなりの作品であるし、デッサンもまたしかりである。もちろんエスキースとして自分なりの考えをまとめたり、構図を練ったりするのにすばやく鉛筆などを使って描き留めたりはするが、水彩もデッサンも重要な作品である。

といいながらも水彩は本当に気持ちがいい。モルモワロンの教会の見える場所に久しぶりに出掛けて一枚描いてきた。以前はこの場所でよく描いたものだが、この周りも少しづつ建て込んできている。どの村も都市化を目指しているのか、以前の趣はなくなりつつある、せめて水彩で自分の思い出のためにだけでも描いておこうかとも思う。

by papasanmazan | 2019-07-29 23:50 | 水彩画 | Comments(2)

オーレルの村-


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フランスに戻ってようやく落ち着いたと思っていたら、またインターネットがつながらなくなった。この夏の約二ヶ月つながらなかったのに続いて二度目で、やはり三週間ほどネットのない生活を強いられた。この時代やはり不便である。


その間にも少しづつは制作が重なってきているが残念ながらブログの更新が出来なかった。新しく始めている油彩も何点かはあるのだが、まだ完成できずにいる。


夏のラヴェンダーで有名なソーの村の隣にオーレルという小さなひなびた村がある。観光客でにぎわっているソーを抜けていくとすぐそばにオーレルの村が見えてくる。教会を中心になだらかな村の全景を水彩で描いてみた。以前から魅かれていた村なのだが、道から少し外れたところにちょうど制作に適した場所が見つかったのが制作につながった。




by papasanmazan | 2018-12-13 22:40 | 水彩画 | Comments(2)

エステレルの岩と海


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地中海に面して、カンヌからサン・ラファエルの間にエステレル山塊という赤い岩山の絶壁と海とが迫りあって、大変ダイナミックな景色を展開しているところがある。今年の夏のヴァカンスに訪れてみたが、やはり描いてみたい風景の一つである。


海と岩山が迫っているためになかなか距離をとって制作できる場所を見つけるのが難しかった。岩山の中に入ってみて、赤い岩の組み合わせから海を遠望できないかとか、海岸線の絶壁を通して赤い岩の連続に目線を引っ張っていくような構図を取れないものだろうかとか、思いついたところを探してみたが、決定的な場所は見つからなかった。


しかし何箇所かは描けそうな場所があり、今回は水彩だけを描いてみた。 出来上がったものを見ているとやはり何とか油彩にしてみたい場所である。




by papasanmazan | 2018-11-22 16:55 | 水彩画 | Comments(0)