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カテゴリ:水彩画( 38 )

白い道とヴァントゥー山(水彩)


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先日の油彩画、白い道とヴァントゥー山と同じ場所で小さな水彩画も描いてみた。とにかく水彩が面白く、あれこれ描いてみたいものが続出してきてかなわない。この場所で油彩を制作している途中でも水彩に気持ちがひかれて、途中一日を水彩に当ててみた。これはごく小さな水彩で17×13,5cmの手のひらに収まるようなものである。

油彩の時でも出来るだけ明るく軽い表現を心が桁つもりだが、やはり水彩となるとかなり仕上がってくるもものが違ってくる。小さいながらもかなりか描き込んだつもりだが、物質の重さというものは消えてしまっている、その代わり画面にはミストラルでも吹いているような空気の流れは感じられるかもしれない。


水彩の即興性はその技術を上手く使っていけば、やはり一つの表現された美術である。

by papasanmazan | 2019-08-14 18:25 | 水彩画 | Comments(0)

赤いソース注し



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少し描きこんだ水彩を一枚制作してみた。鉛筆に淡彩をほどこしたものなども軽やかな味があっていいが、水彩でもかなり描き込んだものも時々はやってみたくなる。いつも水彩の絵の具と鉛筆は併用するが、表現が足りないと思うと鉛筆で形の当たり直しや、動きの強調をつけたりして、その後また絵の具の重なりが入ったりする。だんだんと本来の水彩の表現からは遠ざかるかもしれないが、構成力は出来上がってくる。


それでも常に地の紙の白さは保つように考えている、その白さでもって全体の明るさを出していきたいからである。それが無理ならそこからは油彩の範囲になっていく。これはまた違った制作物である。


今回はまず赤いソース注しをモチーフにして、それに野生のリンゴと梨を加えた。それに高さの意味で青い小さなビンも置いてみた。この時期にはいつも野生の果物をモチーフにするが、リンゴなども手のひらに入るくらいの大きさで、それでいて色はきれいで形もさまざまで面白い。梨と組み合わせると何点でも描けそうな気持ちになる。



by papasanmazan | 2019-08-07 19:00 | 水彩画 | Comments(0)

ポプラと教会





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本当に久しぶりに水彩画を描いた。水彩のあの軽やかさ、さわやかさは大好きで、描き出すと次から次に思いつくままに描いてみたくなるのだが、油彩の仕事におわれて最近はお留守になっていた。

水彩や鉛筆などを使ったデッサンなどを油彩の仕事のための習作(エスキース)だと考えたことはない。水彩は水彩としてそれなりの作品であるし、デッサンもまたしかりである。もちろんエスキースとして自分なりの考えをまとめたり、構図を練ったりするのにすばやく鉛筆などを使って描き留めたりはするが、水彩もデッサンも重要な作品である。

といいながらも水彩は本当に気持ちがいい。モルモワロンの教会の見える場所に久しぶりに出掛けて一枚描いてきた。以前はこの場所でよく描いたものだが、この周りも少しづつ建て込んできている。どの村も都市化を目指しているのか、以前の趣はなくなりつつある、せめて水彩で自分の思い出のためにだけでも描いておこうかとも思う。

by papasanmazan | 2019-07-29 23:50 | 水彩画 | Comments(2)

オーレルの村-


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フランスに戻ってようやく落ち着いたと思っていたら、またインターネットがつながらなくなった。この夏の約二ヶ月つながらなかったのに続いて二度目で、やはり三週間ほどネットのない生活を強いられた。この時代やはり不便である。


その間にも少しづつは制作が重なってきているが残念ながらブログの更新が出来なかった。新しく始めている油彩も何点かはあるのだが、まだ完成できずにいる。


夏のラヴェンダーで有名なソーの村の隣にオーレルという小さなひなびた村がある。観光客でにぎわっているソーを抜けていくとすぐそばにオーレルの村が見えてくる。教会を中心になだらかな村の全景を水彩で描いてみた。以前から魅かれていた村なのだが、道から少し外れたところにちょうど制作に適した場所が見つかったのが制作につながった。




by papasanmazan | 2018-12-13 22:40 | 水彩画 | Comments(2)

エステレルの岩と海


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地中海に面して、カンヌからサン・ラファエルの間にエステレル山塊という赤い岩山の絶壁と海とが迫りあって、大変ダイナミックな景色を展開しているところがある。今年の夏のヴァカンスに訪れてみたが、やはり描いてみたい風景の一つである。


海と岩山が迫っているためになかなか距離をとって制作できる場所を見つけるのが難しかった。岩山の中に入ってみて、赤い岩の組み合わせから海を遠望できないかとか、海岸線の絶壁を通して赤い岩の連続に目線を引っ張っていくような構図を取れないものだろうかとか、思いついたところを探してみたが、決定的な場所は見つからなかった。


しかし何箇所かは描けそうな場所があり、今回は水彩だけを描いてみた。 出来上がったものを見ているとやはり何とか油彩にしてみたい場所である。




by papasanmazan | 2018-11-22 16:55 | 水彩画 | Comments(0)

小さな果物


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先のF0号の油彩、野の実と同じ趣向で今度は小さな水彩画の静物を描いてみた。182×146mmとごく小さな画面だが、こういったものを沢山描いていくのは大切なことだと思う。とにかく描いて、描いて自然に手に何かを覚えさせることである。何か制作欲がでて、さてどういう風に描いていこうかと考えているようでは、これはもう遅すぎる。真剣の勝負なら即死するのと同じようなものである。


水彩は水彩の手順があってあまり重い感じになってはダメだと思う、その軽やかさと透明感が魅力であり油彩とはまた違った感覚になる。どちらかというと仕事のスピード感を生かしていきたいと思うのである。そういった制作するという仕事そのものを良くわきまえておきたいと思う。







by papasanmazan | 2018-07-28 16:19 | 水彩画 | Comments(2)

サリニャックの城

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フランスのお城巡りといえばロワール川周辺が有名だが、ドルードーニュのあたりもなかなかのものである。ロワールほど観光地ではないので洗練されているとはいえないが、野生的で古い時代のよさが残っているような印象がある。それに城の数も小さなものまで含めるとロワールよりもずっと多く、車で走っていてもいたるところに個性的な建築物が残されている。


そのようなあまり有名ではないかもしれないが小さなお城の一つ、サリニャックのものを水彩で描いたみた。道路の標識にはサリニャックとでているが、いざ行ってみると本当に小さな村で、ようやく銀行の自動引き出し機が一つあるのがその他の村よりも進んでいる位のところである。


中心は教会と城、それをぐんと下から見上げられる場所をみつけて水彩にしてみた。人っ子一人通らない静かな制作で、充分に集中出来てありがたい場所であった。


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by papasanmazan | 2017-10-08 18:12 | 水彩画 | Comments(0)

サン・シル・ラポピー

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ドルドーニュはしっとりと美しい風景であるが霧も多い地方である。今回の滞在ではロカマドールを水彩で描こうと思っていたのだが、二度とも霧でまったく仕事にならなかった。またそこに向かう車中からもあちこちに雲海がただよい、それはそれで美しいのだが制作するのには大いに邪魔立てになってくれた。


しかたなくロカマドールをあきらめて宿泊地に戻ろうとしたら家内がサン・シル・ラポピーの景色が圧巻だという。意見を聞いてそこに向かった。ロット川辺に切り立った岩盤に集合する村の建物の一群はなるほど周りの自然とあいまって圧巻である。


これを水彩にしようと思った。場所を探す、いくつか候補地を見つけるが、何せ観光客があちこちウロウロしている、これが一番苦手なのである、しかし場所が場所だけに観光客には目をつむり、モチーフだけに目を向けて一枚の作品を仕上げた。


全体の垂直感を出してみたかった。


by papasanmazan | 2017-10-03 22:42 | 水彩画 | Comments(0)

モン・ブラン・レ・バンの村

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ちょうどヴァントゥー山を中にはさんでマザンの裏側にモン・ブラン・レ・バンの村がある。レ・バンつまりお風呂という意味で英語のバースと同義、温泉地である。その村の自治体が経営している温泉のプールがあって、そこから見下ろせる村全体は景観である。


そのプールの近代的な施設はエステや健康ずくりのジムなどを取り入れて最近はとみに人気の施設になってきた。以前と比べると入館者がぐんと増えている。フランスの温泉は病院の一種と考えられるところが多く、お医者さんの処方箋が必要な場合があるが、モン・ブラン・レ・バンは誰でも処方箋なしで自由に申し込める。それで家内のペンションにこられる日本人のお客様の中にもここのコースを希望される方がある。


そういったモン・ブラン・レ・バンの村を横から大きく取り入れた構図で水彩画を描いてみた。廃墟になったような城跡や、古い石造りの水道橋や教会などが民家とともに景色を盛り上げてくれる村である。



by papasanmazan | 2017-09-26 15:38 | 水彩画 | Comments(0)

ポプラの道



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先日水彩で描いたポプラの道からヴァントゥーへとほぼ同じ場所、左へ20メートル程イーゼルの位置を移して同じく水彩で描いてみたポプラとヴァントゥー山の作品である。先日のものよりもう少し切り詰めたような感じになっている。紙の大きさも374×254から230×158とかなり小さくしてみた。

図柄は同じようなものだがポプラの姿を変えてみたかった。先日の大きいものには曲線的な丸みと動きを与えて、視線を自然に奥の山のほうへ引っ張っていきたかったのだが、今回の小さな画面ではポプラの垂直性をねらってみたかった。ポプラの垂直性による高さと山や畑などの水平性が織り成して一つの表現になれば、と思った作品である。

このようにして少し視点を変えてみただけで意図の違ったものが出来上がってくる、これが当たり前のことなのだろうが、フッと不思議な気のすることもある、絵画を考えるときだけではなく実人生のなかでもちょっとした経験の違いとか、人とのめぐり合いとかが変わったことで大いに意義の違いもでてきたりするのかもしれない。


by papasanmazan | 2017-09-10 09:17 | 水彩画 | Comments(2)