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野の花(タテ型)






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先日の野の花のパステルに続いて今度は紙をタテ型に使ってかわいい野原の花を描いてみた。まだまだ花がいっぱいで、コクリコの赤やエニシダの黄色もよく目に付く季節である。

花を描くといっても植物図鑑を作るわけではないから、細部などは自由に省略したり、また時には色の強さに惹かれて強調した色彩を与えたりする。パステルだからといって、いわゆる雰囲気だけを求めたような画面は余り作りたいとは思わない。

この小さなパステルの画面でも、できるだけ目線をヒッパリ合うような黄色と紫の色の対比を構成的に扱おうという意図で持って仕上げたつもりである。






by papasanmazan | 2019-05-30 01:06 | Comments(0)

マルモールの農家


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マルモールという村のはずれに大変大きくて古い農家がある。もちろん石造りでしっかりとした建物である。部分的に外壁などを新しくしてあって、それほど見た目には変哲はないが、構造的にはどっしりしていて、以前から描いてみたいものの一つだった。


ちょうど新緑の頃で、畑の麦の柔らかい緑の色なども目に飛び込んできて、色彩の対比にも絵心をそそるものがある。F10号のキャンバスに描いてみた。



こういった造形的に強い建物を描くのにあまり細かい表現は不必要だと気付くようになった。大きいところはそのまま大きく出してう行く,それで充分である。細やかな色の変化や,階調の昇り降りも部分的に必要ならば加えていくが、大きくて済むところは大きく出していくべきである。年齢とともに制作の方法もずいぶん楽な方に流れてきているのかもしれない。





by papasanmazan | 2019-04-23 00:52 | Comments(2)

ピッコロと果物

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4号の短辺と長辺が1対2の細長いキャンバスに小さな楽器のピッコロを主眼にして、果物、布、皿、これも小さなミルク差しを配して静物画を一枚描いてみた。昨年からピッコロを時々モチーフに選び出しているが、なかなか気の利いた形で、小さな画面によくあっていると思う。

細長い特殊な画面で、気をつけないと画面が趣味的で、ケレン味のかったものになりそうである。ピッコロの置き方で横への動きはつくのだが、キャンバスの細長いところにもってきて横にばかり動きをつけるのはどうにもしまりの悪い話である。それで果物などで上下の動きを補おうとかなり念入りに構成してみた。

こういう場合、とりあげている物質ばかりに眼をとられていては駄目で、物と物との間に出来上がる空間を同時に感じ取っていかなくてはいけない。それらを平面的に扱おうと、立体的に扱おうと、同時の空間性として考えるわけである。だからもちろんピッコロを主眼にしていると言っても、制作している画家はたえず画面全体に気を配っているわけである。


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by papasanmazan | 2015-12-25 20:06 | Comments(2)

白い花瓶(完成)

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時間がなくて途中の段階を省略したが、F10号の静物も完成した。これもかなりの描き込みになり、モチーフの果物も何度か新しいものに取り替えたりしたものである。

布の模様の装飾性を画面に生かしたかったのだが、複雑さに眼が奪われた感じで、途中からは意識的に全体を単純化するようにした。

一応のまとまりはついたと思うので筆を置いたのである。




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by papasanmazan | 2013-09-26 21:50 | Comments(0)

卓上のバラ(第一段階)

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ミストラルが吹き荒れ、気温も五月とは思えないような低さで、気分もなかなか晴ればれとしないでいる。戸外での制作もままならず、既に何枚かをかかえこんでいる。室内での静物も一進一退、これも苦難の道である。庭のバラだけが咲き誇って、強い風に揺り動かされながらも赤やピンクの色を踊らせている。

そんな赤いバラを花瓶に挿してP8号の縦型に描いてみている。バラを油絵にするのはよく見かけるところだが、私はほとんど描いたことがない。記憶に残っているのは美大の受験直前に一度描いたことがあるくらいだ。パステルではよく描くが油絵では取り上げないことにしていた、何か通俗的な感じがして反発するような気持ちがあった。

現在F3号にラナンキュラスを、これも油絵で描いているが、この花の黄色に対して赤い花もやってみたいと思いはじめた。それで急遽庭のバラに登場してもらったのである。

by papasanmazan | 2012-05-18 22:33 | Comments(2)

ロック アルリック(第三段階)

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青空が出てくればやはり南仏の光の強さが実感される。悪天候に閉じ込められていたのがようやくの思いで久々の戸外での制作である。S8号のロック、アルリックを続ける。

この頃の制作で気づくのは、全体感を大切にするのは今までどうりなのだが、全体ばかりを思うあまりに細部をともすると意識外にしすぎていた傾向があったということである。そのことに気がついてからは制作の進行が少しづつ変わってきた。

全体の把握をしつつ目の前の制作の進行をも重視しなければならない。明日のことばかり夢見ててはいけない、現在の、この今、というところをしっかりさせなければならない。そして今できることは、今してしまわなければならない。

by papasanmazan | 2012-05-03 00:10 | Comments(0)