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2019年 01月 01日 ( 1 )

崖の風景


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明けましておめでとうございます、今年も制作した油彩や水彩などを少しづつアップしてゆきますので、よろしくお願いいたします。

新作はF20号の油彩、崖の風景である。なにも崖っぷち、というような自虐的な意味ではなく、この崖を懸命に登り詰めたところに何か新しい、素晴らしいものが待っている、そこに到達するための日々の努力をおこたらないようにしたい、そういったモチーフとしての崖である。正月そうそうシャレでもないが、命ガケの油彩画かもしれない。


仕上がりも粗い感じを残すようにした。自分でもためらったのだが、途中まではわりあいスムースな制作で、画面としてもおとなしく柔らかな色調だったが、仕上がっていくにつれてあらっぽい筆触になっていった。油彩の制作にペインティングナイフを使うことはまったくなく、絶えず筆だけの、それもどちらかというとやわらかい筆を使うことがほとんどの制作なのだが、今回のこの作品はまるでナイフを使ったような制作になった。

西洋の物質感を代表する、たとえばクールベのエトルタの岩のような表現は、いかにも写実のきわみのような生々しさを見せ付けられるが、自分としては日本を代表して雪舟の山水長巻の岩の重層の表現にひきつけられるのが正直なところである。そういうこともあってか以前からナイフを使ったような制作はあまりしたことがない。今回のこの崖の作品は何か一つの転機になっていくのかもしれない。



by papasanmazan | 2019-01-01 23:02 | 風景画 | Comments(2)