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2017年 06月 27日 ( 1 )

モルモワロンの丘

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若い頃から風景画の制作に取り上げる場所にほとんど名所、旧跡といったようなところはなかった。ガイドブックのお勧めのようなところや観光地などをめぐってもほとんど興味のわくような所にめぐり合わなかった。日本にいた頃に唯一感激したのは富士山、これ一つで、これはいまだに格別の画題だと思っている。

フランスに来てからもパリの名所やその他、いわゆる有名な場所はほとんど描いたことがない。別にへそ曲がりを決め込んでいるわけではないのだが,描こうという気持ちがわかなかったのである。

今年の六月になってから新しく見つけたモルモワロンの写生地はまったく正反対の意欲を沸き立たせてくれる所で、最近よく意識にのぼってくる何気ない景色のパノラマといったところである。丘があってもこもことした林や家、それに笠松が立っているだけの風景、丘の上のほうに採石場が少し覗いているくらいのものである。それをF10号の縦型に描いてみた。

こういう風景は以前から狙っていたものである。ただ難しいというのが分かっていたので今までもち越していた。なんといっても林の重なりが決めてである、どれだけ軽やかに、あっさりと表現できるかが問題である。



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by papasanmazan | 2017-06-27 23:43 | 風景画 | Comments(0)