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リンゴと瓶

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少し小さなリンゴが手に入ったので早速静物画に使い始めた。リンゴの大きさや個数からいってF4号のキャンバスを想定してみた。今回はリンゴだけではなく、少し画面の構成を複雑にしてみたい、そこで思いついたのが以前から描いてみたかったワインのハーフボトルと背景にはフランスでよく使っていた渋い模様の布、それに洋書の背などを取り混ぜて組み立ててみた。画面の大きさからいってリンゴは四つが精一杯の数である。

左変からリンゴ三つを重なるようにして配置し、縦の要素の瓶や本の背を中央に見せて残りのリンゴ一つを右端に寄せる。かなり無理のある構成ではあるが描いていて面白味のある制作である。ともするとリンゴのバランスの悪さからバラバラになった絵になりそうであったが、こういう時にこそヴァルールを確かめることによって制作を推し進めることが出来るのである。モチーフの様々な色彩だけを頼りにするのではなく、画面全体としての色彩を考えていくのである。当然固有色から離れていくことも起こってくる。絶えず自分の目をを持つ事が大切である。

表現としてはまだ描き足らない、という批判も出てきそうな一枚の静物画ではあるが、自分の思うところでは今はこの段階で充分だと筆をおいたのである。





by papasanmazan | 2026-04-02 08:22 | 静物画 | Comments(0)
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