
昨年12月日に投稿した富士と竹林(F12号)と同じ場所でもう一枚油彩を試してみた。今回のは小さな画面、F3号である。富士と竹林は以前から狙っている画題で,他にもパステルで描いてみたい場所を見つけている。F12号の前作ではもっと全体的に抽象がかった表現にすることを心掛けていたのだが、特に竹林の表現が中途半端なものになってしまい、全体としてなまぬるいもので終わった感じがずっとしていた。そこでもう一枚と思いなおしたのである。
今回はF3号と小さなキャンバスにしぼって、表現そのものを自分の中で確かめてみたかった。イーゼルを立てる位置も前回と同じであり、製作途中でも以前との進め方についてかなり注意を払ったものである。やはり経験をかさねていくのは大切で、ちいさなキャンバスといえども収穫の多い制作だったように思う。思った通り竹林が竹林だけに終わってしまわずに、富士との対比だけではなく同調しながら存在を示せたようである。
ちょっとした思い付きでもそれを実現していくのはなかなか難しいものである、何度も繰り返し挑戦していくのが大切なのであろう。