
南伊豆で新しく見つけた風景を何とか作品にしたいと意気込んではいたのだが、滞在中は悪天候で、ほとんど描くことが出来なかった一回目の制作旅行と違って、2025年の12月の10日間の滞在時には連続晴天が続き、爪木崎の柱状節理F20と、ずっと持ち越していた南伊豆 あいあい岬69×43㎝の特寸、この二点を仕上げることが出来た。南伊豆の南端にある石廊崎のすぐ近くにヒリゾ浜とこのあいあい岬があって、美しい海と島々の連なった景色で観光地の一つである。
なかなか海景を全体的にとらえる場所を選ぶがの難しかった。少し離れた丘の上にあいあいの鐘が立っているがその場所からでは風景が遠すぎる、ようやく車のパーキング近くの大変イーゼルを立てづらいところで辛抱を重ねて制作した。途中大嫌いな蛇が真横に居座っていたりで、今思い出しても気持ちが悪いくらいである。
やはり海景を描くのは難しい、美大生の頃博多の海を長い時間をかけて描いたことがあるが、ただブルーの色がおもく重なっていくだけだった、南フランスのシオタやカシィでも喜んで海景をとりいれたものだが、まだ本当の海は描けていないと思う。