
今までにも描いてみたいと思ってはいたのだが、なかなかその機会がなかった豆の花をパステルで作品にしてみた。114×234mmの細長い縦型,こげ茶色の紙を使ってみた。いつもつかっているパステル紙のグレー地では花の白がなかなか出てかなかったので紙を変えてみた。
今年の我が家の庭はヒマワリが大きく育ってきたり、昨年植えたオリーブの木もかなり背が高くなり、少し南フランスを思い出させるような感じになってきた。ようやく日本での生活に落ち着きだしたのかな、とも思ったりもする。それに加えてようやく待ちに待ったザクロにオレンジ色に花が咲きだしてきて、うまくいけば秋には庭でパステルで描けるかもしれないと、胸をふくらませているのである。
この豆の花のような野性的なものが好きである。観賞用の派手で、豪華な花束のようなものを描くよりも、何か人の心をそっと惹きつけるような作品を心掛けたいと思っている。