
ほぼ一ヶ月前に投稿した妙善寺からの富士(1)に続いて二作目の油彩画が出来上がった.前作がF10号だったのが今回のはF20号で、かなり大きなものになっている.制作場所も今回は墓地の一番上の所で、油彩道具やキャンバスを持って登るのも一苦労だった。
しかし上から俯瞰していると風景全体の奥行きも広く、富士山自体も大きくとらえることが出来る。右手前には背の高い杉並木があって、今回はその木立も構図に入れ込んでいる。やはり20号位の大きさになると描いていても充実感が違ってくる。
宝永山を伴った静岡側からの富士にもようやく慣れてきて、全体の扱いが面白くなってきた。山梨側から、とくに富士五湖を中心にした制作場所からは冠雪の表現が一つの魅力になっていたが、最近の作品ではもっと山の実在に目を向けられてきたように思う。