
突然おそわれた脳梗塞の検査や、その後の手術などで正月をはさんで一ヶ月半ほど制作から遠ざかっていた。いくつかの作品も気になりながらアトリエで眺めてばかりいたのだが、ようやく制作の調子も取り戻せてきた。
その中の一点、かなり永く中断していた静物画,、机に置いた少女像に瓶二本,、砂糖入れに緑の模様の布を配した作品をようやく仕上げることが出来た。F10号の大きさの油彩である。
この少女像はマザンの蚤の市で買ったもので、大変気に入ったモチーフの一つなのだが、今まで何度となく描いてもなかなか納得できないでいたものである。今回は少し自分の思い入れる動機もあって、かなり掘り下げた制作に達したように思う。