
F3号の大きさに水彩で夏の朝霧富士を描いてみた。とにかく最近は水彩画が先行している。紙でもキャンバスを使ってでも水彩を試してみている状態で、いったいどこにたどり着くのか分からないのだが、ある所まで行きつけば必ず油彩に好影響を及ぼすだろうとみきっている。
朝霧の富士は何度となく描いてきているが、形もどっしりしているし、特に夏はその山肌の荒々しい色彩が美しい。赤や赤紫、それにベージュがかった色彩の調和を表現するのがこの場所での魅力である。
手前の牧草の広がりも欠かせない色彩の展開になる。今年の冬にはぜひまた油彩で描いてみたいし、それもかなりの大きさのキャンバスを考えている。水彩をやりながら心は常に油彩に向いているのである。
日本橋アートによるWeb個展が始まりました。 9月16日~30日まで