
森の小径の連作で、今度はF15号である。前回のF20号の油彩と同時に並行して制作したもので、このブログを投稿している現時点ではF25号、F10号ともども四点をあれこれとその時の描いていこうとする必要に応じて交互に制作を重ねている。その内F20,F15号が出来上がった状態である。
そして今の状態で何が必要か、この油彩の制作が重なって来た時こそ水彩画を描かなければと思っているのである。最近とみに水彩が多くなっているのはこういう心理が起こるからである。
このF15号の森の風景は前のF20号のものが向かって右、これは向って左の景色である。木の幹がずっと強く目に向かってくる。それだけに画面としての締まりは強くなってくるのだが、表面的な仕上がりだけを考えていてはだめだと思っている。もっと自分を掘り下げる事こそが一番の仕事である。