
自称「青木平の木こり」O氏が家までミカンを持ってきてくれた。人助けをするのが大好きな人で、我が家でも駐車場の予定地に大きく場所を占めていた木の根っこを三つ、どれも大変根深く、大きなやつをご自分の重機を運んできてくれて取り除いてくれたりした。その他にもいろいろと世話になっていて、ここに引っ越してきてよかったと家内といつも話しているのである。
そのO氏がもってきてくれたミカンに葉っぱのついたのがあって、これはどうしても絵のモチーフにしろ、ということなのかとピンときたのでさっそく二つをテーブルに置いて水彩を二枚描いてみた。どうも納得がいかない、そこで思い切って油彩に切り替えてみた。
F0号の小さなキャンバスだが描いていてなかなか骨が折れた作品である。時間もかかってようやく出来上がった。O氏の目にはどう映るのか、完成したことは完成したのである。