
一か月程前にこのブログに投稿した冬の富士(青木平から)に続いてもう一枚油彩を描いてみた。イーゼルを立てたのも同じ道沿いの200メートルほど右寄りのところで、富士山を主にして大きく展開する街並みを見渡せる場所である。
前の作品がF15号、この(2)のほうがP20号と少し大きく、横長の形のキャンバスを選んでいる。左から右へと流れる全体の動きを強めてみたく、横長のPサイズで描いてみた。自分の意図を対象物と見合わせながらキャンバスの大きさなどを選んでいく。
ここは見晴らしもよく、散歩を多くの人がする場所になっている。邪魔にならないように道端に寄って描いているが時々は絵を眺めていく人もある。ご近所の方は描いている私の姿を富士を背景に写真に収めて家まで届けてくださったりもした。そっとスター気分になったりする。山梨の忍野でも、フランスのプロヴァンスでもそんなことがあったり、あまり戸外で写生している人もいないので余程珍しいものに見えるのかもしれない。