
11月の神戸での個展には杉木立(1)を出品した。このブログでも以前に投稿したものである。この作品について一人の方から個展の会場で大変示唆に富んだ意見をいただいたのである。この方は私の知り合いの中でももっとも古くから作品を見続けくださっている方で、おそらく一番特異な見方をしてくださる方なのである。
特異と言っては失礼なのかもしれないが、私にとってはいつも必要不可欠なご意見になっている。またこのご意見というのがおそらく私にしか理解できないものかもしれない、それほど画面を通して精神にまで至る高度な意見である。
今回の三宮での個展でも杉小立や竹林の作品を通して随分有難い意見をいただいた。その思いをもってこの杉小立の三作目を制作した。大きさはM30号である。秋になったら背景の山の色彩を強めて描こうと、二作目が出来上がった時点で計画していたものである。