
百日紅の花があちらこちらで見かけられるこの頃である。生命力の強い木で、背も高くなるし、庭にもよく繁殖している。ピンクの花が咲いているが、小さな木のあいだはまだそのピンクの色も少し濃いようである。
小さなパステル紙を用意して庭にイーゼルを立てて描き始めた.この頃の暑さなので日除けのパラソルをさしている。南フランスにいるときは戸外での制作時には必需品だったパラソルである。
花のかたまった部分の面白さを狙って描いてみたパステル画である。木の大きさや、全体の流れといったような意図は最初からなく、ただ花の面白さだけを抽象して描いたものである。