
先日のビワに続いてやはり梅雨明け前の時期、もう一度ビワを描いてみる。今回は白にブルーの縁取りのある皿の上にビワを沢山おいてみた。青い布を背景にしてやはり大きな葉っぱを緑の色を目的にして全体の構成を考えてみたものである。
今回はF4号のキャンバス、F3号よりも少し横長の感じである。前回の時はビワをもりたてようとバックになる面積にあらかじめ用意していたお菓子の包み紙を使っていた。以前からビワの静物の時にこの色の取り合わせの包み紙が合うだろうと思って取っておいたものである。絶えずそういった目を働かせておくといい。
この4号の作品ではそういったこまごました色彩の変化ではなく、大きくとらえた皿の白とビワの色彩や形の連続だけを考えて,単純な構成を全面的に出してみたかった。