
寒かった鳴沢村にもようやく春が来て,桜のトンネルを車で走っていくと、道の周りにはミツバツツジが満開になっている。濃いいピンクに赤紫を薄くかけたような色彩は見事である。
昨年からこの地方の特色あるミツバツツジに惹かれだしたが、今年になってどうすればこの花の表現に至ることが出来るのかが少し分かってきたような気がする。各固の小さなフォルムにはあまり目を向けずに、色彩からヒントを得て、それを流れにつなげていけばいいのではないだろうか。
ちょっと朦朧体になるかもしれないが、一つの面白さになってくるのではないか、そういう考えでパステルの味をすすめてみた。いろいろな表現を試みてみたいと思って、いつもモチーフには気を配っている。今年はもっとツツジの油彩も描いてみたいと計画している