
謹賀新年、今年もよろしくお願いします。
新春そうそうの忍野富士である。やはり新しい年の初めには忍野富士といったところだろうか、描いていてもなんだか目出たいような気もしてくる。今回はいつも描いている場所とはかなり離れたところにイーゼルを立てた。二十曲がりに向かう途中の畑の中に以前から目をつけていた場所があって、P12号のキャンバスをそこに据えたのである。
人家が沢山見えて、以前はこのような日本の家屋が多いのは苦手だったが、この頃は苦にならなくなった。むしろこういうものを利用していこうと思う気持ちが増してきた。そうするとモチーフとしての風景にも選択肢が増えるのは当然のことであろう。
全体の構図としては今までと変わり映えのしないものに思えるが、描いている気持ちの動きは以前とはかなり違ってきている。いつも自分に言い聞かせている、絵を描くのではない、画面を作り上げていくのだ、という実践がかなり進んできているのではないかと思われる。そしてこれも自分の中に育まれている、同一平面の中に、同時空間を作り上げる、という命題を何とか実現させていけるのではないか、というのが今年の念願でもある。