先日投稿した竹林(1)のパステル画に続いて竹林(2)、同じくパステル画である。制作した場所はほとんど同じところであるが、(1)が横型の555×425mmと少し大きい画面だったのが、(2)は縦型で330×205mmと小さなものになっている。そして(1)が上から見おろした構図を選んだのだが、(2)は少し下から見上げたものになっている。
二つの竹林のパステル画だがかなり違った表情になってきている。竹林というといかにも日本的なモチーフであるし、情感を考えて描いていくべきかもしれないが、自分としてはやはり基本は造形的にもっていきたいと思っている。ただ竹のしなやかさや、風をふくんだ感じなどはやはりパステルを使うのが最良だという考えは今でも持っている。
何度か油彩でも竹林をあつかったことはあるのだが、油彩の持つネバッこい特性と竹林はどうもしっくりとこないのである。
若いころには技術的な欠点で油彩作品を失敗するのかと何度か情けない気持ちになったことがあるが、油彩をパステルに変えてからは、急に制作に自信を持つことが出来るようになった。
★ 2022年11月22日(火)~27日(日)★
渋谷 アートギャラリー道玄坂で個展をします。
お気軽にお立ち寄り下さい。