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杉と赤松の森


杉と赤松の森_c0236929_08053767.jpg


知り合いになった近くのブルーベリー農園の方のところで、杉と赤松の森を描かせてもらっている。この辺り一帯が赤松の宝庫のようなところで、いろいろ描けそうな場所を探してみるのだが、なかなかこれといったところが見つからない。そんな時にこの杉と赤松の森に偶然出会ったのである。

この作品で三枚目になるが、いつ見ても美しい場所である。赤松の色に対して杉の枝の重なっていくのが描く気持ちを引き立たせてくれる。それほど複雑な考えが起きるのではなく、単純に美しいと思える画題である。良く見ていると、高校の数学でならった二次関数の曲線を思い出したりもして、もう少し勉強していればよかった,などと今さらに後悔したりもする。

赤松の枝の強さを赤の色に頼りながら表し、それに対して杉の葉の深い色を目をひっぱっついくポイントにしながら画面全体の空間を考えている。この画題はまだまだ続いて作品になっていくだろう。 F20号 縦型の油彩である。




by papasanmazan | 2022-11-01 08:15 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2022-11-04 22:12
味わいのあるいい作品ですね~ 「美しい」と感じた赤松と無心で対峙されている画伯のそのままが素直に作品から伝わってきて、自分も美しい赤松の林を散歩しているような気持で拝見しています。本当にいい作品ですね~
Commented by papasanmazan at 2022-11-10 17:47
ono7919さん、赤松の直線的に上に伸びる動きに対して杉の
枝や葉の曲線が重なってくる面白さは、色彩としてだけではなく、フォルム感からくる構成がまだまだ追及していけそうです。
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