今年も蓮を描こうと明見湖に出かけた。昨年はここで3枚描いたが、その時にこの次に描く場所は決まっていて、大きさもF20号と昨年よりも大きなものにするつもりだった。やはり早朝五時過ぎには出かけ、人の少ないうちに描くことにしている。この池は蓮だけはなく、カワセミなども撮ろうと写真家も大勢来る場所である。近くの人もよく散歩をしている。
昨年の構図より、下に見える水面を少し大きくとり、水草なども入れてみた。とにかく蓮の花も葉っぱも生い茂っているので、その選択をしていかなければ、うるさいだけの画面になってしまう。日本画と違って花の細部の描写なども出来るだけアッサリとさせたほうが全体感が出てくる。
昨年の経験があるので、やはり制作の調子も早くつかめてゆくようで楽しかった。途中、偶然NHKの取材などを受けたり、その放送を観られてわざわざ明見湖の現場まででかけてこられた方もいたりした。