F4号のキャンバスにリンゴを一つ、あとは台所の野菜を選んで静物画を考えてみた。小さなナスや南瓜の切り身、それに色と大きさからプチトマトも加えてみた。それらをざると白い布とで構成、方向性を与えるのにナイフも使っている。F4号の大きさにはぎりぎりの数だと思う。
描いている途中で南瓜の切り身の色がなんとなくフランスの食材で味わったオランダのチーズのオレンジ色を思い出させてくれる。こういう風に考えてゆけば、また違ったモチーフも出てくるかもしれない。ざるや布なども他に考え合わせてゆけば楽しみもまた増えてきそうである。
天気が悪くて、室内の制作しかできないときは静物画が主になってくるが、何かその中でも自由な,のびのびとした制作が出来ないかと考えてしまう。戸外での制作も体力を考慮していくと、やはり年齢には勝てなくなってくるのだろうか。