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寝覚めの床

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家内と二人で一泊だけの小旅行、長野県の木曽郡の方へ出かけてきた。車で約三時間くらいの距離で、以前から名前を聞いていた寝覚めの床を一度訪ねてみたかったのである。木曽川とその河原の白い岩の堆積を見おろす景観で、浦島伝説の地でもあるのだそうだ。

南フランスでは赤い岩の堆積を何度も描いていたが、赤であれ、その他の色彩であれとにかく岩を描くのが好きである。この寝覚めの床も存在を知った時からすぐに制作の思いをはせたのである。長野県なら山梨の隣の県で、距離もさほどではなさそうだと思っていた。

それに木曽郡と聞いてはすぐに島崎藤村を思い浮かべる。藤村は機会があればしょっちゅう読み直すほど好きな大作家である。32巻の新書版の全集も持っていて、特に「家」や「エトランゼー」がいいと思う。もちろん「夜明け前」も読んでいるので是非この木曽郡は訪ねてみたかった。

一泊だけなので、場所探しがほとんどその目的だけになり、水彩画を一枚描いてみた。スケッチブックに少し鉛筆淡彩で描いてみるというようなことはせずに、水張りした水彩紙にかなりの時間をかけて描くようにしている。器用にサッと描き流すことが出来ない性分である。

by papasanmazan | 2022-06-27 01:23 | 水彩画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2022-07-02 18:20 x
最初PCの画面に近づき見ていたので何がどうなっているのかよく分からなかった。何気なくのけぞって画面を見たら突然奥へ奥へと続く岩場が現れ驚いた。透明感のある素晴らしい作品 実物を拝見してみたいものです。 
Commented by papasanmazan at 2022-07-02 23:29
ono7919 さん、常々言ってることですが、水彩はたいへん難しいものですし、自分の制作には重要なものです。もっと日常的にも描いた方がいいと思っています。この寝覚めの床でも水彩ではなかなか細かくは描いていけなく、何が描いてあるのか分からない、と思われるだろうと予想していました。しかし自分としては満足しています。これはぜひ機会を作って油彩にしてみたいモチーフです。
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