パステルを使っての花の作品のオンパレードである。まずはカンパニュラと紫蘭で、どちらも同じところで描いたものである。知人のところで描かせてもらっているが、やはり地植えの花はきれいで、大いに描きたくなるものである。
実はカンパニュラも紫蘭も描くのは初めてで、カンパニュラなどは名前も知らなかったのだが、形からいってツリガネ草かなと思っていたら、名前はカンパニュラだというのだそうである。リストのピアノ曲のカンパネラを思い出していたのだが、けっきょくは鐘のイマージュなのだと気が付いた。色彩としてはもっと他にもピンクや赤もあったのだが、紫を主に白とあわせて選んでみた。
紫蘭は花の形が小さく、なかなか膨らみを出すのが難しい花だった。しかし繊細な色彩に惹かれるものがある。もっと花の数を多くした構成も考えてよいかもしれない。