3月に投稿した小さなミルク差しの絵、サムホールの小さな作品だったが、それが出来上がってから続きでそのミルク差しとカラスウリだけでもう一枚同じくサムホールに描いてみた。このモチーフの組み合わせがなんとなく面白く、あまり大きな画面は望めないが、小さなキャンバスの割には動きのある構成が出来そうだった。
こういった小さなキャンバスを使った場合でも物の存在、もっと言えば作品としての存在を問題としたいと思っている。決して表面的な見掛け倒しに終わることなく、画面として重みがあって、存在感の強いものを目指したいのである。
誤解されるかもしれないが、キャンバスの表面ではなく、キャンバスを透過したその奥にまで突き進んだ表現が出来れば、という思いである。