人気ブログランキング | 話題のタグを見る

赤松の林(1)



赤松の林(1)_c0236929_10585233.jpg


赤松の林を油彩にしてみた。F15号の大きさである。先日来この赤松をよく絵にしているが、フランスにいた時も松は好きだった。セザンヌがよくモチーフにするような松や、特に南仏の海岸沿いやイタリアなどに多い笠松などそれぞれに趣向があって、その都度描きながらも楽しめたものである。

富士山麓で赤松の群生に出会ったのも一つの驚きであった。こんなにも美しかったのかと目を見晴らしたものである。有難くも新しいモチーフを与えてもらったようなものである。義太夫の太夫が一つの曲を教え込まれて習得すると、メシの種が一つ増えました、と言って感謝するようなものである。

このF15号のような図柄の物が何点か続くだろうが、冬の時期にはもっと大きな画面で、少し屏風絵、襖絵めいたようなものもできないだろうかと今からもくろんでいる。

by papasanmazan | 2021-05-30 11:22 | 風景画 | Comments(4)
Commented by ono7919 at 2021-05-31 17:02 x
素晴らしいですね!この作品を拝見していて気韻生動とは、こういう作品の事を云うのかもと思いました。南仏の笠松や黄土の森の松など画期的な作品をベースに、日本の風土で育った赤松の雄々しい姿が生き生き描かれていて見事です。
Commented by papasanmazan at 2021-06-03 23:26
ono7919 さん、実は日本に帰ってきたらもっとくすんだ色の絵になるのではないかと危ぶんでいましたが、今のところそういった懸念は解き放されたようです。自分の思いのありったけを出していって充分なのだろうと思っています。
Commented by motoko at 2021-06-23 16:23 x
赤松の連作…素晴らしいですね。
絵画の展開見せてもらって、感心・感動しています。
画伯が赤松に乗り移り、解放されてゆくような感じを受けました。
連作とともに、森林浴をさせていただきました(*'▽')
Commented by papasanmazan at 2021-06-24 09:25
motokoさん、実はまだ他にも連作してみたいものが見つかっていて、時間をどう振り分けていけばいいのか迷ってしまいます。若いときのような体力もないので、ストレートに制作一本というわけにもいかず、よく考えながら仕事を続けていかなければ、というのが実情です。
<< 赤松の林(2) ダリアと金魚草 >>