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初春の忍野富士




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満開のサクラやミツバツツジを眺めながら忍野まで車で行くと、初春の富士の色もすっかり冬とは違っていた。すそ野に刷かれたような若草色が見え、何とも言えずに日本を感じさせる。これがフランスだと遠くに見える麦畑がエメラルドグリーンに映えていて、なるほどもう日本に戻ってきているのだと気づくのである。

まだ雪を頂く富士を冬以外の季節に描くのは初めてある。春、夏、秋、それぞれの富士の姿を楽しみにしていた。まずはF6号のキャンバスに初春の富士をおさめてみた。色々な場所を角度を変えてみたり高いところに登ったりして探しているのだが、結局このイマージュになる。

描いていると、近くにしょっちゅうキジがあらわれて、いかにも田園の生活に満足感をおぼえてしまうのである。制作に没頭しながらも大変に安らぎを感じる日々である。

by papasanmazan | 2021-05-11 06:39 | 風景画 | Comments(4)
Commented by ono7919 at 2021-05-13 11:11 x
いいですね~ 富士の頂きから手前の民家までの距離がゆったりと続いて、広大な大地の広がりが拝見していて気持ちがいいです。先の忍野富士とどうして感じ方が違うのだろうと思ったら、キャンバスのサイズのちがいですね!押野富士はF30号でそれをPC上で同じ大きさの画面で見ているから、ごちゃごちゃした感じがしていたようだ。やはり実物を拝見しなければ分からないですね…
Commented by 絵の初心者 at 2021-05-16 11:02 x
富士山の裾野の広がりが凄く大きく、富士山の雄大さが一層大きく感じられ、気持ちよく観賞することが出来て、嬉しく思います。
フランスの空気が流れる、春の優しい富士山から、夏,秋の富士山がどのように表現されていくのか楽しみです。冬の力強い富士山も待ち遠しいように思います。
Commented by papasanmazan at 2021-05-16 18:11
ono791さん、やはり写真で絵を判断するのには限界があるようです。F30号の忍野富士は私見では写真と実際の画面とではかなりの差があるようです。F6号の方がどちらもすんなりと見れると思います。
Commented by papasanmazan at 2021-05-16 18:14
絵の初心者 サン、コメントを有難うございます。これからの季節なり、違った場所なり、とにかく自分としては新しい経験になっていきます。どれだけの物が出来上がるのか未知ですが、今後ともご高覧よろしくお願いいたします。
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