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赤松と白樺の樹間

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富士山麓の生活も半年くらいになって、ようやく新しいこの環境にも慣れ始めてきた。周りの風景は富士山の存在はもちろんのこと、樹木、花、水、空気、どれも申し分なしである。制作の方も思っていたよりも早く仕事として馴染むことが出来て、体調も大いによしである。


まったく予想もしていなかった赤松と白樺の林にも目を奪われて、今度はF8号の大きさに描いてみた。これも緑の展望台の真下の風景である。普通の意味で言って林を描く、といったものではなく、赤松と白樺の木々による樹間,木と木の間の空間を総合していきたい、といったねらいどころである。


以前のフランス、エポンヌに住んでいたころ熱中していた樹間シリーズの延長といっていいと思う。自分としてもこの木々のとらえ方は好きである。おそらくこの次の冬にはもっと違った場所が見つかるのではないかと、今から楽しみにしている。

by papasanmazan | 2021-05-08 02:13 | Comments(4)
Commented by ono7919 at 2021-05-10 20:29
いいですね~ フランス在住のころから樹間の作品も色々拝見してきましたが、その時その時で素晴らしいと思いましたが、この作品が一番自然に画面にとけこめて、安心していつまでも拝見していられます。いいですね~
Commented by papasanmazan at 2021-05-11 06:47
ono7919さん、まさか樹間をフランスからひっぱってこようとは思ってもいませんでした.しかし色々なモチーフにめぐりあえるのは本当に有難いことです。赤松やシラカバ、他にもまだ何かあるのでは、と期待が膨らみます。あとは静物にむかうことです。
Commented by motoko at 2021-05-13 11:43
赤松と白樺、描いてくれ…と言わんばかりの風景ですね。
画伯の描かれる樹間に魅かれます。
厚く巻かれた樹皮と艶やかで柔らかそうな木肌、
広い空に向けて伸びながら広げてゆく枝や素直な立ち姿、
共存する針葉と広葉の、とてもいい香りがしてきそうです。
富士山麓の<木と木の間の空気>に期待します。
制作の進む、いい住まいに出会えて、よかったですね(*'▽')
Commented by papasanmazan at 2021-05-16 18:06
motokoさん、本当に新しいモチーフ、環境に巡り合えてよかったと思っています。特に制作に関して、これからのメドがたっていくのが何よりも有難く感じています。努力を続けていきますのでご高覧をお願いします。
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