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赤松と白樺

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習慣になっているので天気に恵まれた日はほとんど戸外で風景の制作をしている。午前に一枚、午後一枚と、光の変わり具合をはかりながら風景画を続けている。日本に帰国して来た一つの理由が富士山を描く,ということで勿論富士を中心にした制作になっているが、もう一つ最近みつけたモチーフがある。

制作に向かう車の道の名前が今の住まいのあたりはみな花や木にちなんだものに統一されている。アジサイ通り、ヤマブキ通リ、ハナミズキ通り、ミズナラ通リ、ツキミソウ通り、などで、いつも通る大きな道はアカマツ通りである。その名のとうりこの辺りは赤松が大変に多いし、とても美しい。そしてその周りに白樺の木が群れていて、赤松と白樺の色彩の対比が非常に魅力的である。

新しいモチーフとして思いもかけないものに恵まれてきた。以前、樹間シリーズとして木立の連作をしていたことがあるが、この赤松と白樺も今のところ何枚も描いてみたくなっている。今回は初めてF12号の作品にしてみたものである。

by papasanmazan | 2021-03-24 18:45 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2021-03-31 19:37
「赤松と白樺」いいですね。南仏の松も日本の松も画伯の中ではモチーフに向かう気持ちは同じなのでしょうが、見る側は自分の知る松を想像してしまうためか、画面に潤いを感じとても穏やかです。
Commented by papasanmazan at 2021-04-05 16:09
ono7919 さん、確かに自分の中では日本の松であろうと、フランスの松、笠松など違和感はないのですが、見ていただく分には何かピッタリするもの、しないものがあるかもしれません。
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