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白い岩とヴァントゥー山


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秋晴れの一日、家内と二人で、車でモルモワロンの石切り場跡に出かけた。朝から見晴らしがよくて、家にじっとくすぶっていられないような気分、私は水彩の道具を肩にかけ、家内はトレッツキングシューズ。

白い岩を手前に、奥にヴァントゥー山が初秋の姿を見せている。場所を決めてイーゼルを立てている間に家内はそのあたりをカメラに収めている。自分のブログ、【南仏プロヴァンスの大自然の魅力】に投稿されている写真である。筆洗の水を含ませながら徐々に彩色してゆく。家内は散策に出かけてゆく。

手前の岩場と奥にひかえる山との距離感、いわゆる空間の問題である。それを色と形に還元していくのだが、そこに固有色をも加えていかなければならない。白い岩、秋の色彩を含んだ山肌や、すそ野の大地、水彩の透明感を大切にしながらタッチが重なっていく。

画面全体の姿が整ってきたときに家内も戻ってくる。秋の透き通った一日、二人とも満足して帰宅した。


by papasanmazan | 2020-10-14 07:56 | 水彩画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2020-10-17 13:38 x
素晴らしいですね!広大な景色の表情と重量感が最少の筆数と色彩で表現されていて 見る側の内でそれらは更に増幅されていき画面が豊かになって来るから不思議です。
Commented by papasanmazan at 2020-10-21 00:30
ono7919 さん、特に洋画の場合は基本的な考えとして空間の問題があり、そこには当然、物の重みや深みもさしはさまれてきます。それらを総合していくと表現の豊かさにつながっていくのではないでしょうか。
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