食卓のブドウも終わりに近づいて、リンゴや梨の季節になってきた。野菜も豊富で、キノコも楽しみである。マルシェで買ってきた新鮮な食材は画題も提供してくれる。
三つの梨と皿を一つ組み合わせただけの単純な構成の水彩を描いてみた。サムホール(22.7×15.8㎝)の大きさの水性のキャンバスを使って、描き込んでいくようにした。
小さな画面だが量感が欲しかったのでキャンバス仕立てにしたものである。いわゆる水彩を使った淡彩的な表現も魅力だが、時には不透明水彩(グワッシュ)的な、油彩に近いようなものもあっていいと思う。