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モルモワロンの村


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コロナウィルスの影響で外出するのをひかえていた人たちも、待ちに待った七月のヴァカンスになって、どっと南仏に押し寄せてきている。モルモワロンの村の全貌をM10号のキャンバスに少し高い所から描いているのだが,下の道がだいぶ騒がしくなってきた。

教会の形が美しいモルモワロンだが、村全体の重なり合った古い建物群も他にはない面白さがある。この村はどの角度から見ても絵になりやすく、遠望した姿や、随ぶん上から俯瞰した構図などで、今までにもかなりの数を作品にしてきた。

手前の緑の面積と、村の奥に見えるブローヴァックの丘に挟まれた建物の連なりが、視線を横に引っ張っていくのがねらいであった。







by papasanmazan | 2020-07-15 09:53 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2020-07-17 18:59 x
いい絵ですね~ 村が形成されてこの方、人々が右往左往している時もこの景色はずっと変わらず悠然と存在していたのだろうな…と作品を拝見して感じています。そしてこの作品も又何ものにも左右されず悠久の輝きを放っていく…そんな感じがしています。 
Commented by papasanmazan at 2020-07-19 21:14
ono7919さん、このモルモワロンの村のこの角度からの眺望が
一番絵になりやすく、それだけに少し観光的になる恐れがあるような気がして、今まであまり描かなかったのですが、今回の作品は自分でも不思議なほど静かな気持ちで制作ができました。
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