
時々静物画のモチーフにつかっているサントン人形と果物籠、その他果物を取り合わせてパステル画を描いてみた。サントン人形は南フランスの名物で、コレクションしている人も多いようだが、あちこちの骨董市で見かけてもなかなか気に入った人形に出会えない。
しかしこのモチーフにつかっている老婆は大変お気に入りである。手に柴をもって、少し腰をかがめた様子がなんとも絵にしやすい。新しく造られた人形は何か軽くて派手さだけが目立つものが多いが、この老婆のは落ち着いていて、どこかアンチームな雰囲気がある。
昨年家内が骨董市でみつけてきた、これもかなり時代を感じさせる籠と老婆の人形はよくマッチした取り合わせになって地味な味わいがあり、そこに果物の色彩を対比させながら楽しく制作できたパステル画である。