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花瓶のある静物





花瓶のある静物_c0236929_20092968.jpg

以前F4号のキャンバスにシロップの瓶を中央に置いて、その背景にリンゴ三つ、皿、そしてワイングラスを組み合わせた静物画を描いたことがある。この構図が頭から離れなくて、いずれモチーフを選び直してもう一度この構図を試してみようと思っていた。

縦であれ横であれ中央で二分するのは避けた方がいい構図とされている。真っ二つに分かれてしまって動きがつかなくなるからである。また目の働きも止まってしまって退屈になってしまう恐れがある。

へそ曲がりなのかもしれないが、あえてこの禁じ手を使ってみたかったのである。今回は中央に白の花瓶、リンゴは赤が二つ、青いリンゴを一つにした。シロップの瓶は深い赤だったが花瓶は真っ白なので、リンゴで色を増やそうと思った。背景の布も今回は積極的に生かすようにしてみた。F6号の大きさである。

by papasanmazan | 2020-03-15 07:55 | 静物画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2020-03-20 21:39 x
大胆な構図なのに ゆったりとそれでいて充実した不思議な味わいのある空間に魅了されています。何かの縛りから解き放たれた自由を感じるのは 研鑚された画伯ならではの作品だからなのかもしれない。
Commented by papasanmazan at 2020-03-21 19:02
ono7919 さん、まだまだこの先もずっと制作の道は続くのでしょうが、この年齢になってやっと自分の理想としていた感じに近づいてきたような気がします。できるだけ細部にこだわらず、それでいてヴィヴィッドな感覚を全体の中に盛り込んでいく、場合によっては抽象的になってもいい、そんな感覚での制作です。
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