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赤い森の岩と木




赤い森の岩と木_c0236929_17444667.jpg


赤や橙色、黄色で覆われた森の中で良く仕事をする。あまり人から理解されない画面ばかりが出来上がるのだが、次から次に描きたいモチーフの場所が見つかって、あきもせずにこの色の世界に取り組んでいる。

これはとにかく純粋に色と形の世界であって決して言葉やストーリー、説明の要素はない。つまり感情の入る余地のない仕事なのだと思う。自分としてはこの世界が一番好きである。絵画の本質をついていけそうな気がするからである。よそ目からすると本当に何をしているのか、ただ退屈なだけの絵の連続に過ぎないのかもしれない。

今回はF12号を縦型にしてみた画面である。奥の森の緑が幾分以前より軽くなってきたようである。

by papasanmazan | 2020-03-10 00:25 | 風景画 | Comments(2)
Commented by ono7919 at 2020-03-10 16:02 x
「この赤い岩」に関しては一つ一つの作品をどうのこうの言えるものではないことが最近やっと分かってきた。シリーズを通して画伯が模索されている「もの」が何かは、描いている本人にしかわからない「もの」だろうと理解するようになった。しかし他の作品を通してその何かが見えてくるような気もして楽しみにしている。
Commented by papasanmazan at 2020-03-12 04:33
ono7919さん、確かにおっしゃる通り、自分で究明するしか答えの出しようもない≪もの≫なのだと思います。あるいは答えが出ても言葉で伝えられないのかもしれません。今の私にはヒントしかないのですが、かつて京都の博物館で雪舟の慧可断臂図を長時間、一人で見た時の実感,絵画を通り越して、目の前にその光景が実在していると感じたこと、その光景に自分も加わっていると、あるいは錯覚だったのかもしれませんが、わすれられないこの経験が何かこの≪もの≫と関係するような気がしてなりません。
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