
先日投稿したF15号のマザンの大きな木を制作しているのと並行して、P12号にも少し離れた場所でヴァントゥー山を大きく扱かった油彩を描いてみた。大きな木は同じものである。
冬枯れの褐色の葉っぱも画面に取り入れ、色彩のアクセントとして考え、ヴァントゥー山の山襞や野原の色彩とできるだけ結び付けていく、その色彩の連絡や対比に寒色を役立てるような意図だった。中央に見えるマザンの教会は単純化して目の休まるところにしてみたかった。
12号くらいの大きさは今の自分としては戸外制作にはちょうどいい大きさだが、この構図やモチーフの配列などでいえば30号くらいまでの大きさでも充分に制作できると完成した物を見ながら思っている。